おうちでワイン
手軽にソムリエなみのサーブを楽しめる!?電動ワインディスペンサー「Vinaera」
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こんにちは。
永遠のワイン初心者、葡萄院駄目代です。
基本的に引きこもり気質なため、外食も滅多にせず、おのずとワインも家飲みが多くなっている日々です。
しかし初心者ゆえ、ワインの扱いについては残念極まりない駄目代。
ようやく「冷やしすぎると香りや味わいが残念になる」ということを体感で学び、温度には多少気をつけるようになりましたが、でも多分ワイン本来の味わいでは飲めちゃいないんだろうなあと思う次第です。
飲まれるワインが可哀想。
そんなワイン初心者にも手を差し伸べてくれる「D-Vine」というフランス製のワイン自動サーブマシンについて、以前ニュースをご紹介しましたが、まだ日本では発売されていないんですよね。(2016年8月現在)
また、「D-Vine」は専用ボトルからワインの情報を読み取って適切にサーブしてくれるという仕組みなので、自分で買ってきたワインをサーブしてもらうことはできないという難点が。
しかし先日、そんな駄目代のかゆいところに手が届く製品があるという情報を得ました!
電動ワインディスペンサー「Vinaera」。
ワインボトルに直接装着し、スイッチを押すだけ。とっても簡単!
ボトルを立てたままワインを注いでくれます。
さらに、「Vinaera」の最大のポイントは「エアレーションを行うこと」。
エアレーションとは、ワインに空気を含ませる工程。
デキャンタージュや、口の中でワインを転がすようにして飲むこともエアレーションのひとつです。
「神の雫」を読んだ方は、主人公の雫が度々デキャンタージュでワインの香りと味わいを引き出していたのを覚えていらっしゃるかと思います。
ワインは、熟成期間が不十分な若い時期に飲むと、香りをあまり感じられず渋みがとがっていることが多々あります。
よく専門家が「閉じている」と表現する状態です。
そうした若いワインも、空気に一定時間触れさせることで、香りが芳醇に、またまろやかさを引き出すことができます。
エアレーションは、ソムリエのようにワインに対する知識と経験を豊富に持った方にぜひお願いしたいところですが、まあ普通にそんなコストかけられないですよね。
ていうか仮に無料でワインのコンディションを整えてくれる奇特なソムリエの友人がいたとしても、家飲みの度に呼びつけられるはずもなく。
その点、「Vinaera」は、とりあえずエアレーションを気兼ねなくお願いできて、しっかり確実に行ってくれる、頼れる味方です。
さらに、通常はデキャンタージュには30分~2時間が必要ですが、「Vinaera」はワインを注ぐ段階でエアレーションも行ってくれるので、ボトルを開封してすぐに飲み頃のワインを楽しめるんです。
まさに、手間も暇もいらない!
ちなみに、特許も取得しているそうで、国際ソムリエ協会(ISG)、英国国際ワイン資格認定機関(WSET)のソムリエから推薦されている製品とのこと。
ソムリエお墨付きというわけですね。
しかも、製品自体がボトルキャップの役割も兼ねているため、そのまま保存することもできる模様。
コンパクトなサイズなので、装着したままでもあまり邪魔にならないのが嬉しいです。
製品を洗う時も、空のボトルに水を入れた状態で装着し、ワインと同様にスイッチを押すだけで良いそうで、取り扱いが簡単なのも魅力的ですね♪
気になるのは、どんなワインにも使えるのかな?というところ。
ワインボトルとしては、一般的に市販されているワインボトルであればほとんどOKだそうです。
また、ワインのタイプとしては、「全てのワインでお楽しみいただけますが、多く流通している若いワインに効果的だと言われています。特にタンニンの多いボルドー系のワインでは、より効果を感じて頂けます」とのこと(公式サイトFAQより)。
ただし、ボジョレー・ヌーヴォーのようにデキャンタージュが必要ないワインもありますので、ワインによっては「特に変わらないなぁ」という感想になることもあるかも……。
使用前・使用後と飲み比べて「変化があるワイン」「変化がないワイン」を発見するのも楽しみのひとつになりそうだなあと思います。
国際的なプロダクトデザイン賞「reddot award2014」で「best of the best」を受賞するなど、デザインも魅力的な「Vinaera」。
家飲みの強い味方になってくれそうなアイテムです♪
[販売元公式サイト]
http://vinaera.jp/
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