知ってる?ワイン話
~『神の雫』でワインを学ぶ~ 第23回「ジャズが聴こえてくるようなワイン?プピーユ」
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ワインが奏でる音楽を感じる『プピーユ』
こんにちは、葡萄院冷庫です。
今回は大人気ワイン漫画『神の雫』第9巻より、『プピーユ』について学びたいと思います!
神の雫第9巻では『プピーユ・1999』が登場します。
この『プピーユ』は、雫の会社の先輩が亡くなった際に、雫が先輩を偲び飲んだワインですね。
『プピーユ・1999』気になる味わいは…
「とにかく香りがいいのよ 濃厚でジャミーで 黒い果実の味わいがな」
「もう オリャア あのワイン飲む時のバックミュージックは絶対にジャズよ
それも黒人のビンビンにソウルフルな」
(出典:『神の雫』第9巻)
ジャズが聴きたくなるようなワイン。。。
どんな味わいか気になりますよね・・・!!
それにしても、本当に『神の雫』を読むとワインを飲みたくなりますね!
『神の雫』はワイン初心者からすると、ワインの楽しみ方が広がる良い漫画だと思います!
『神の雫』の中で雫は、この『プピーユ』について
「カスティヨンのワインの中じゃ凄くしっかりとした造りで、
飲みやすいハズのメルロー100%の割にはどっちかと言うと気難しい古式然としたワインなんだ」
「自然農法のうえに2千円台としちゃ珍しい新樽100%で造られている」
(出典:『神の雫』第9巻)
と語っていますね。
コート・ド・カスティヨンとは
コート・ド・カスティヨン (Côtes-de-castillon)とは、ドルドーニュ川右岸で生産される赤ワインのAOC。
メルローが主体で、色は濃く、強いアロマが特徴的です。
『プピーユ』の場合は、メルロー100%なので、渋味はまろやかです。
ワインにおける「新樽」と「古樽」
新樽とは、その名の通り、一度もお酒を熟成させたことがない新しい樽です。
新樽を使用すると、色づきが早く、木の香りも強めにつきます。
古樽とは、一度でもお酒を熟成させたことがある樽のことを言います。
木の成分の抽出速度が遅いため、熟成も緩やかになります。
必ずしも新樽のほうが良いというわけではなく、それぞれに特徴があるんですね。
でも、プピーユが新樽100%で造られているというのはすごいことですよね。
『プピーユ』は、木樽の香りもしっかりとついているので、カベルネ・ソーヴィニヨン種のずっしりとしたワインが好きな方にもおすすめしたいワインです。
2,000円台で購入することができるのも嬉しいですね♪
コストパフォーマンスの高い『プピーユ』。ぜひ味わってみてください!
ジャズが聴こえてくるかも?
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