知ってる?ワイン話
~『神の雫』でワインを学ぶ~ 第26回「シャトー・キノー・ランクロ」
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こだわりの製法が生むハイクオリティな味わい「シャトー・キノー・ランクロ」
今回は『神の雫』第10巻に登場する、シャトー・キノー・ランクロについて学びたいと思います。
シャトー・キノー・ランクロと言えば、遠峰のオフィスで、セーラがテイスティングして銘柄を見事当てたワインでしたね。
『神の雫』の中では、「シャトー・キノー・ランクロ・2001」が登場します。
シャトー・キノー・ランクロとは
シャトー・キノー・ランクロは、元々医師であった
アラン及びフランソワーズ・レイノー夫妻によって運営されています。
彼らは、ボルドーの中でも熟練したコンサルタントとしてその名が知られており、
最初のヴィンテージ(1997年)から、トップクラスの質の高いワインを作り出しています。
葡萄の2段階選別、低温発酵、ブルゴーニュスタイルのピジャージュ、
樽内マロラクティック、樽を回転させワインを澱に触れさせたまま熟成させる
等といった様々な醸造技術を取り入れるこだわりのワイン造り。
そんなこだわりが質の高いワインを生み出す要因なんですね!
シャトー・キノー・ランクロのワインの気になる味わいは…
エレガントでバランスが良く、果実の凝縮感があるジャムのような味わい。
この果実の凝縮感は、古樹80~100年のものから取れた葡萄を使用していることから生み出されます。
ブルーベリーや桑の実、オークなどの香りがあります。
バランスが良く、フレッシュかつ繊細。
『神の雫』に登場する2001年のヴィンテージは、
メルロー80%、カベルネ・フラン10%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%を使用しています。
『神の雫』の中ではセーラが「もう開けちゃってもったいない」と言っていますが、
2017年現在であれば、丁度飲み頃になっているかもしれませんね。
こだわりの製法で造られている質の高いワイン「シャトー・キノー・ランクロ」。
各ヴィンテージ平均して7000円くらいで購入することが出来ますので、試してみてはいかがでしょうか。
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