ムートン・カデ・ルージュ・ボルドー・2013
Mouton Cadet Rouge 2013
やや強めの酸味、控えめな甘味、スムースなタンニンがほどよく調和し、飲み応えと飲みやすさを兼ね備えたミディアムボディ。
余韻が心地よく、飽きのこない味わいです。
フレッシュ感がありつつも、熟成の深みも感じさせてくれる1本。
牛肉の赤ワインソース添え、ラムチョップのハーブ焼などと好相性。
ムートン・カデ・ルージュ・ボルドー・2013 補足情報を見る
タイプ | 赤 |
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ヴィンテージ | 2013年 |
生産国・地域 | ボルドー ( フランス ) |
ブドウ品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロー |
生産者 | ムートン・カデ(バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド) |
[最終更新日]
ムートン・カデ・ルージュ・ボルドー・2013 補足情報
ムートン・カデは、シャトー・ムートン・ロスチャイルド直系のブランドワイン。
メルロー種、カベルネ・ソーヴィニヨン種、カベルネ・フラン種で構成され、滑らかな口当たりにキレの良い酸味が全体を引き締める、とてもバランスの良い仕上がりです。
ちなみに、ムートン・カデの名は、このブランドを生み出したフィリップ・ド・ロスチャイルド男爵が一族の末っ子(カデ)であったことにちなむもの。
1930年代、葡萄の不作でシャトー・ムートン・ロスチャイルドを瓶詰めできない時期が続き、シャトー・ムートンとして売り出せないワインを「ムートン・カデ」というセカンドラベルとして安価に販売することを決定したのがフィリップ男爵。
これが大ヒットし、シャトー・ムートンは1930年代の経営難も黒字で乗り切ることができたという逸話があります。
さらに、あまりにもムートン・カデの売り上げが良い一方、葡萄が良作になるとシャトー・ムートン・ロスチャイルドのみになりムートン・カデが造れないという問題が発生したため、わざわざ他の農園から葡萄を買い付けてムートン・カデの安定供給を図ったという、どことなく本末転倒的なおまけ話も。
永きにわたって愛されているワインが、ワイナリーからすると実は苦肉の策の結果だなんて、なんだか皮肉にも感じる話ですね。
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葡萄院駄目代の
お気に入り指数
★★
口に含むと樽由来の香ばしい香りや紫の花のニュアンスもあり、とても優雅な印象です。
どちらかというとフレッシュな味わいですが、熟成感がしっかりとあり、飲みやすくクオリティの高い1本です。
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