知ってる?ワイン話
~『神の雫』でワインを学ぶ~ 第31回「ローヌワイン」
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ボルドーに次ぐワイン生産量を誇るローヌ地方について知ろう
今回は大人気漫画『神の雫』第11巻より、ローヌワインについて学びたいと思います。
ローヌは、南北200km、東西100kmに及ぶローヌ河沿いの葡萄の栽培に適した地域で、ボルドーに次ぐワイン生産量を誇ります。
ローヌは北部と南部に分かれており、ワインの特徴も北と南で大きく異なります。
今回は北部と南部のローヌワインの特徴を『神の雫』を参考にしながら見ていきたいと思います。
北ローヌの特徴
北部ローヌ 主にシラーを中心にしたワインだ
『神の雫』第11巻より引用。
北部ローヌでは、葡萄は単一種のみ、品種は赤は「シラー」、白は「ヴィオニエ」を主体として造られることが多いです。
北ローヌでは、ほぼすべてがシラー種の葡萄を使って
タンニンがしっかりした筋肉質な力強いワインを産出しているわ
果実味や甘みも強いんだけど
それ以上にスパイシーで獣の肉やタールのような独特の芳香があるの
『神の雫』第11巻より引用。
北部ローヌは花崗岩質の丘の斜面と沖積土の平原に葡萄畑が広がっており、渋みと程よい酸味のバランスが良い、パワフルな味わいのワインが出来上がります。
「獣の肉やタールのような独特の芳香」があるので、好き嫌いがはっきりわかれるかもしれませんね。
尚、北部ローヌワインは生産量が限られているため、南部ローヌワインよりも値段が高い傾向があります。
南ローヌの特徴
「シガラ・ルージュ」?
シラーだけではなく、主に南ローヌで使われるグルナッシュ種もブレンドされている
この独特の甘みがグルナッシュ
『神の雫』第11巻より引用。
南部ローヌでは、葡萄はグルナッシュが多く使われ、ブレンドされることも多いです。
南ローヌのワインは圧倒的にグルナッシュを多く使うわ
南ローヌは地中海性気候のなだらかな土地よ
だからいろんな葡萄品種が栽培されていて
グルナッシュを中心とした数多くの品種をブレンドして
フルーティーで早飲みの利くものから10年・15年と熟成のできる素晴らしいローヌワインまで造られているの
『神の雫』第11巻より引用。
南部は高原や丘、沖積土の平原など様々な土壌で葡萄が栽培されているため、バリエーション豊かなワインが造られており、特に赤ワインが多く産出されています。
大半のワインは早飲みタイプで、北部ローヌワインに比べるとワイン初心者にも飲みやすい味わいのワインが多く、手頃な価格で購入することができます。
ローヌワインを購入するときには、北部と南部で味わいが異なるので、是非上記を参考にしてみてくださいね!
記事内の商品またはサービスに関する価格や消費税表記は記事公開当時のものです。
現在の価格と異なる、もしくは取り扱いが終了している可能性がありますのでご注意ください。
・北部と南部で分かれている
・北部は赤「シラー」、白「ヴィオニエ」主体
・南部は「グルナッシュ」主体。赤ワインが大半
・値段は北部のほうが高め
・南部のほうが飲みやすい味わいが多い