ムートン・カデ・ルージュ・クラシック・2017
Mouton Cadet Rouge Ckassuque 2017
摘みたての黒系ベリーを連想するフレッシュな果実香、バニラの甘い香りが感じられます。
まろやかな口当たりとしっかりとした酸味、甘味のある果実味に、際立つ苦味が全体を引き締める、エレガントな味わいです。
余韻にも苦味が長く続きます。
鴨や豚などのグリルにフルーツソースを添えた料理やポークソテー、鰻のかば焼き、チキンの煮込、トマトソースの料理、ベリー類のデザートなどと好相性です。
飽きのこない味わいとリーズナブルな価格で非常にコストパフォーマンスに優れた1本。
ムートン・カデ・ルージュ・クラシック・2017 補足情報を見る
タイプ | 赤 |
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ヴィンテージ | 2017年 |
生産国・地域 | ボルドー ( フランス ) |
ブドウ品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロー |
生産者 | ムートン・カデ(バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド) |
[最終更新日]
ムートン・カデ・ルージュ・クラシック・2017 補足情報
葡萄品種は、メルロー種、カベルネ・ソーヴィニヨン種、カベルネ・フラン種で構成されています。
1930年にフィリップ男爵によって造りだされた当時から変わらない、ボルドーの伝統的なブレンド方法と、ムートン・カデが常に誇りとしてきた真正性と卓越性という価値観を融合させた、コレクションの原点ともいうべき味わいのワイン。
サクラアワード2021では、ゴールドメダルを獲得しています。
ムートン・カデの名は、このブランドを生み出したフィリップ・ド・ロスチャイルド男爵が一族の末っ子(カデ)であったことにちなむもの。
1930年代、葡萄の不作でシャトー・ムートン・ロスチャイルドを瓶詰めできない時期が続き、シャトー・ムートンとして売り出せないワインを「ムートン・カデ」というセカンドラベルとして安価に販売することを決定したのがフィリップ男爵。
これが大ヒットし、シャトー・ムートンは1930年代の経営難も黒字で乗り切ることができたという逸話があります。
この「ムートン・カデ・ルージュ・クラシック」は、1930年発売当時のラベルを再現した、シリーズの原点とも言うべきアイテム。
現在のスタンダード・キュヴェであるムートン・カデ・ルージュと同様に、メルロー主体のセパージュでありつつも、より長い熟成期間とオーク樽の使用によって格調高い味わいに仕上げられています。
ちなみに、ムートン・カデ発売後は、その売り上げがあまりにも好調となった結果、葡萄が良作になるとシャトー・ムートン・ロスチャイルドのみとなってムートン・カデが造れないという問題が発生したため、わざわざ他の農園から葡萄を買い付けてムートン・カデの安定供給を図ったという、どことなく本末転倒的なおまけ話も。
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葡萄院駄目代の
お気に入り指数
★★
まろやかな口当たりと、しっかりとして穏やかな酸味、スッキリしつつも甘味を持った果実味、穏やかなタンニンが広がるエレガントな味わいです。
余韻には苦味が感じられる、軽快さがありつつも深みが感じられます。
ワイン初心者も楽しみやすいボルドーワイン。
飲み進むと、旨味がしっかりと感じられるようになります。
葡萄院蛇子の
お気に入り指数
★
舌に残る苦味が印象的な後味。
整ったバランスで、どんなお料理にも寄り添うワインです。
[お気に入り指数解説] ★…ちょっと好きかも ★★…好き♪ ★★★…お気に入りです!