おでかけワイン
【行ってみた】参加できるのはプレステージ・パスポートの保持者だけ! シャトー・メルシャンのサンクスデイ
[公開日]
2021年11月21日、長野県の桔梗ヶ原ワインバレーにあるシャトー・メルシャンの桔梗ヶ原ワイナリーで行われたサンクスデイに参加してきました。全4回、合計12本のワインが届くプレステージ・パスポートを購入している人だけが参加できるイベントです。
普段は公開されていない桔梗ヶ原ワイナリーに行ける&ワインが造られた場所で、ワインを味わうチャンス! ということで、当然参加。コロナ禍で引きこもっていた私には、約2年ぶりの旅行となりました。
イベントの内容や感想を投稿いたします。
シャトー・メルシャンのサンクスデイ会場は塩尻の駅から徒歩20分
会場となる桔梗ヶ原ワイナリーは、塩尻の駅から徒歩20分。アップダウンのあまりない、歩きやすい道です。
シャトー・メルシャン桔梗ヶ原ワイナリーのすぐ隣には、国内外で数々の受賞歴を誇る、老舗ワイナリーの井筒ワイン、その向かいに五一ワインがあります。
シャトー・メルシャン桔梗ヶ原ワイナリーは、ゲートをくぐってすぐに箱庭ヴィンヤードがあり、その奥に醸造所があるコンパクトなワイナリーです。
サンクスデイのイベントが始まる10分ほど前から、敷地内には思い思いの時間を過ごす人々の姿が。ヴィンヤードの横にはテーブルとイスもあり、当日は天気も良かったので「何もしていなくても気持ちいい」空間でした。
サンクスデイ イベントスタート!
受付で検温などを済ませます。クラッカーやチーズの簡単なおつまみを渡していただいて会場へ。まずは、フリーフロー(おかわり自由)のワインを片手に、ゆっくりワインを味わいます。
コロナ禍のため、フリーフローは使い捨てのプラスチックグラスでしたが、これはこれでかわいいです
当日の会場には、桔梗ヶ原ワイナリーから栽培・醸造責任者の高瀬秀樹さんと勝野泰朗さんの姿が。第2回のプレステージ・パスポートセミナーでワインの解説をされていたおふたりです。
箱庭ヴィンヤードでワインを味わっていると、勝野さんがヴィンヤードの解説をしてくださいました。ぶどうの樹も黒ぶどう品種は赤く、白ぶどう品種は黄色く紅葉するそうです。
他にも椀子ワイナリー長の小林弘憲さん、シニア・ワインメーカーの藤野勝久さんの姿が。おいしいワインを飲みながら、ワインづくりの超プロ! の方々からお話が伺えるというとても貴重な時間でした。
会場には塩尻の土壌も展示されており、目でも比較しながらワインを味わえました
シャトー・メルシャンのイベントに参加するといつも感じる温かさとワインづくりの熱さを、ワインが造られる場所で感じられ、2年ぶりの旅行がこのイベントで良かった! と、心底感じられました。
サンクスデイで提供されたワイン
私のようにひとりで参加している方はあまりいなかったのですが、シャトー・メルシャンの方々や他の参加者さんが話しかけてくれたこともあり、寂しいとか気まずいとかを感じずに済みました。
2時間のイベント中では、フリーフローの4種類となかなか味わう機会のない有料テイスティングを全種類制覇。今回提供されたワインをご紹介します。
フリーフローは4種類
●北信左岸シャルドネ リヴァリス 2017
●北信右岸シャルドネ リヴァリス 2017
●桔梗ヶ原メルロー ロゼ 2018
●長野メルロー 2016
左岸と右岸のリヴァリスを飲み比べられる貴重な機会です。当然のようにどちらもおいしかったのですが、私はより豊潤さがある右岸の方が好みでした。おつまみで提供されていたパルミジャーノ・レッジャーノにもピッタリだと感じられました。
桔梗ヶ原メルローのロゼは、桔梗ヶ原ワイナリー限定のワイン。天気が良く、温かさを感じるこの日にはぴったりの一本でした。
長野メルローには、シラーのようなスパイシーさが。小林さんによると、ぶどうにストレスがかかる環境がこのスパイシーさを生み出しているのだそうです。
当日公開のシークレットテイスティングは2種類
●桔梗ヶ原メルロー 2011 (1,000円)
3つヴィンヤードのメルローをブレンドしているそうです。最後の時間に急いで飲んでしまったのですが、もう少しゆっくりと味わいたい! と感じられました。またどこかで出会える日が楽しみです。
●桔梗ヶ原メルロー シグネチャー 2011 (1,500円)
今が飲み頃だとおすすめされていた1本。10年前のトップ・キュヴェをグラスで味わえる貴重な機会です。鼻から抜ける香りがとても印象的でした。
飲み比べセット
●箱庭ヴィンヤード 2017
●片丘ヴィンヤード 2019
●桔梗ヶ原メルロー シグナチャー 2014
飲み比べセットは1,500円。シグナチャーが入ってこの価格はかなりお得です! 当然のようにどれもおいしかったのですが、箱庭ヴィンヤードがかなり好みでした。1本4,000円のところを、当日はサンクスデイ価格で10%OFF。都内まで電車で帰ることなどを考えて購入しなかったのですが、なかなか手に入るワインではないため、今ではちょっと後悔しています…。
桔梗ヶ原ワイナリーに注ぐ日差しや流れる風を感じながら、ワインを楽しめた特別なサンクスデイ。シャトー・メルシャンのワインを造る人と愛する人がたくさん集まっていた幸せな空間でした。数多くのワインとの出会えたことも含めて、良い一日でした。
シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原メルロー シグナチャー 2015
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J.S.A.ワインエキスパート。
フロリダ州内の小売店にて日本酒の販売をしていたころに、勉強のためと手を出したワインにはまる。ワイン、日本酒、芋焼酎をこよなく愛する酔っ払い。