パイナップルやライチのようなフルーティーな香りに、ジャスミンなどの白い花、リンゴ、蜜のような甘美な香りが最初に感じられます。
グラスを回すと、オレンジや白桃、ミントなどのハーブ系の香りが際立ち、豊かな果実味の中にスッキリとした清涼感も現れます。
口に含むと、パイナップルやバナナのようなトロピカルな風味に続き、酸味と甘みの均衡がとれた温暖な気候を連想する味わいが広がります。
芳醇な果実味の後は、グレープフルーツをかじったような余韻のほのかな苦みが、余韻のアクセントとして残ります。
全体的に、香りと味わいがぴったりとマッチしていてバランスが良く、とても親しみやすい印象です。
すぐに飲んでフレッシュな風味を楽しむほかにも、3年ほど熟成してから現れることが予想される熟成香も楽しめそうな1本です。
アルコール度数は10%。
飲み頃温度は8～12℃です。
日向夏(ひゅうがなつ)とエビのマリネ、カツオのたたき、バケット(オイルサーディンのせ)、竹の子グラタン、鯵のマリネ、ニョッキフライとたっぷりのパルメザンのトッピング、みぞれをかけた鶏の竜田あげ、バナナとスペアリブの甘辛煮、天ぷら(ぶどう葉、めひかり、タラの芽、山菜など)、エビとイカのマリネ、アスパラビール揚げ、竹の子の木の芽あえ(ふきのとう、タラの芽)などと好相性。
マリネなど酸味が効いた料理や、食材の味わいを楽しむような和風だしベースの鍋料理やしゃぶしゃぶ、白身魚やイカの刺身、旬野菜の天ぷら(塩)などにも合わせやすいほか、素材を軽く味付けして楽しむような前菜料理などとのペアリングもおすすめです。
合わせる料理によって、温度を変化させてみても楽しめるワイン。