ブラック・タワー・ホワイト・1979
Black Tower White 1979
長期熟成向きのワインでないこと、また保管状況が適切でなかった可能性もあることから、熟成というよりも酸化した状態と言うのが正しいかもしれません。
色調は、本来はクリアな淡いイエローが、赤ワインにも近い濃い褐色と濁りを持った外観へと変化しています。
グラスに注ぐと、薬草や干したハーブなどを連想する香りが感じられます。
口に含むと、やや強めの酸味が印象的。
甘味はほとんどなく、沖縄の「古酒」にも通ずるような独特のコクのような風味が感じられます。
元のワインのアルコール度数は9.5~14%と思われますが、アルコール感はほとんど感じられません。
※本ワインの飲用は自己責任で行っています。ワインの保存状態が不明で、飲用に即しているか判断できない場合は、食中毒のおそれもあるためご注意ください。
タイプ | 白 |
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ヴィンテージ | 1979年 |
生産国・地域 | ドイツ |
ブドウ品種 | リースリング、その他の品種 |
生産者 | レー・ケンダーマン |
[最終更新日]
ブラック・タワー・ホワイト・1979 補足情報
レー・ケンダーマンの「ブラック・タワー・ホワイト」は、ドイツのラインラント=プファルツ州にて多く生産される甘口なテーブルワイン「リープフラウミルヒ(Liebfrauenmilch)」を、ドイツの伝統的ワインボトル「クロック・ボトル」を模した容器に詰めた製品です。
「リープフラウミルヒ」は特定のメーカーによるワインではなく、シャンパンやキャンティなどのように、生産地域や使用品種などドイツのワイン法で定められた条件を満たしたワインが名乗ることのできる名称です。
「クロック・ボトル」はローマ時代にワイン造りが伝えられて以降のドイツで何世紀にもわたって使用されてきた陶器のボトル。
近年の「ブラック・タワー・ホワイト」では、形状は踏襲しているものの、ガラス製のモダンなデザインのボトルにリニューアルされています。
コルクが劣化しており、開封時には崩れてしまいました。
こちらの「ブラック・タワー・ホワイト・1979」は、ヤフオクで購入したもの。
リープフラウミルヒ自体は長期熟成に向いたワインではなく、また、こちらのボトルがどのような状態で保管されていたのかも不明な状態でした。
開封時の様子などは、下記記事でご覧いただけます。
記事内の商品またはサービスに関する価格や消費税表記は記事公開当時のものです。
現在の価格と異なる、もしくは取り扱いが終了している可能性がありますのでご注意ください。
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葡萄院駄目代の
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★
養命酒っぽさ、確かに感じます!
ただ、アルコールをほとんど感じないし、ちょっと「枯れた」感じがしますね……これが酸化したワインの味というものなのかしら。
葡萄院蛇子の
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白ワインの味わいとも違う、別のお酒になったみたいな感じがしますね。
読者様の
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少し、養命酒のような風味が感じられて、独特な味わいです。
酸味がありますね。
《テイスター Bさん》
決して不味くはありません。
こういうワインも、面白いです。
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