伽羅美酒
Garami Wine
「ガラミ」と呼ばれる山葡萄のみを使用しており、濃厚な紫のカラーが美しい外観で、ポリフェノールが豊富に含まれていることを示しています。
黒スグリや桑などを思わせる香りに、チョコレートやきゃらぶきを連想するニュアンスが感じられます。
口に含むと、野性味あふれる葡萄の香りやしっかりとした酸味が感じられ、その後を追いかけるように瑞々しい果実味、深みのある渋味が広がります。
アルコール度数は12%。
伽羅美酒の酸味とフルーティな香りは、油が多い料理でも口の中をスッキリさせてくれます。
マグロやカツオなど、赤身の魚や肉を使った料理と好相性。
白身魚のポワレや牛ステーキ、ビターチョコレート、チェダーチーズともぴったりです。
抜栓し、少し時間を置いてからいただくのがオススメ。
タイプ | 赤 |
---|---|
ヴィンテージ | ---年 |
生産国・地域 | 日本 |
ブドウ品種 | その他の品種 |
生産者 | 涼海の丘ワイナリー |
[最終更新日]
伽羅美酒 補足情報
葡萄品種は、ガラミと呼ばれるエビヅルのみが使用されています。
ガラミとは、ブドウ科に属するエビヅル(ブドウ科ブドウ属)と呼ばれる日本古来種の葡萄です。
醸造したワインを樽で3年熟成させて完成した、約400年前の日本ワインを現代に蘇らせた1602本限定の希少なワインが伽羅美酒(がらみしゅ)です。
ちなみに、ラベルに書かれている「酒」の字は、「醫」にサンズイの創作漢字とのことです。
1628年に記された永青文庫(細川家文庫)に、細川ガラシャ夫人の子である細川忠利が葡萄酒を造るよう家臣に命じていたことが記録されているのが、近年の研究で明らかになりました。
日本最古のワイン造りの記録と考えられています。
この記述を元に、一般社団法人豊前国小笠原協会がガラミの捜索からスタートし、各方面の協力を得てガラミによるワインを完成させたのが「伽羅美酒」です。
このワインは、今後も生産を続けることを目標としており、クラウドファンディングが展開されています。
▼ 細川家が愛した「400年前の日本ワイン」を同地に再興したい
https://readyfor.jp/projects/garamishu
▼ 関連記事
赤身肉と好相性とのことで、豪華クラフト缶詰の『牡蠣肉 牡蠣と牛肉の味噌粕漬け』とペアリングしてみました!
牡蠣や牛肉の甘味や旨味を伽羅美酒の酸味が引き立たせる組み合わせでした。
ワインのすっきりとした酸味が動物性の脂を洗い流し、純粋な旨味を引き出してくれます。
▼ 牡蠣肉 牡蠣と牛肉の味噌粕漬け
チェダーチーズやビターチョコレートとも好相性でした。
チーズがワインに円みを与え、ワインがチーズの旨味を引き出してくれます。
ビターチョコレートとのペアリングは、ワインの酸味をほどよく抑えて、より親しみやすい味わいにしてくれます。
[提供・協力]
一般社団法人豊前国小笠原協会
記事内の商品またはサービスに関する価格や消費税表記は記事公開当時のものです。
現在の価格と異なる、もしくは取り扱いが終了している可能性がありますのでご注意ください。
\ ワインデータベースへの読者様投稿受付中! /
葡萄院駄目代の
お気に入り指数
★★
黒スグリやグミ、桑の実などを連想する野性味ある果実香が感じられます。
口に含むと、しっかりとした酸味に続き、瑞々しい果実味が広がります。
渋味が味わいに深みを加え、後味には清涼感のある余韻が続きます。
山葡萄系の品種である小公子種のワインとも似た風味は、「上質なウェルチ」「The 山葡萄!」という印象。
葡萄院蛇子の
お気に入り指数
★
口に含むと、フレッシュな梅やすもも漬けを思い出す香りも。
抜栓直後はやや刺のある強いアタックですが、時間の経過に伴い、柔らかさと甘味が表れます。
ドライな味わいには醤油や紹興酒を連想する風味も感じられます。
時間をかけて味わいたい1本。
[お気に入り指数解説] ★…ちょっと好きかも ★★…好き♪ ★★★…お気に入りです!