ベベ・ミズナラ・2020 補足情報

葡萄品種は、マスカット・ベーリーA種のみが使用されています。
少量の葡萄をあらかじめ発酵させ、それを種酵母とする「ピエ・ド・キューブ(自然種酵母)」によって醸造されています。
2020年10月6日の遅摘みで手摘み収穫した果実を自然酵母で醸し、日本を代表する高級樽である北海道産ミズナラ樽で15カ月間熟成して仕上げたミディアムボディの赤ワインです。
「BeBe」とは、フランス語で「赤ちゃん」を意味する言葉。
毎年、まったく新しい造りで誕生するベベシリーズを「赤ちゃん」と表現した、ユニークなワインです。

【醸造家・渋谷英雄(しぶたにひでお)氏のコメント】

「BeBe(べべ)」は、毎年新しい造りで生まれるドメーヌヒデの赤ちゃんです。
・2015ヴィンテージ：ペティアン微発泡
・2016ヴィンテージ：瓶内二次発酵
・2017ヴィンテージ：ミズナラオークチップ＆星空熟成
・2018ヴィンテージ：リパッソ仕立て
・2019ヴィンテージ：フレンチ新樽熟成
・2019ヴィンテージ：欧米の2樽で熟成
・2020ヴィンテージ：ミズナラ樽で熟成

2020ヴィンテージの「BeBe」は、日本を代表する高級樽ジャパニーズオーク材、北海道産ミズナラの樽で15カ月間熟成しました。完熟の果実味を楽しむため遅摘みの10月収穫です。遅摘みの分、自然と収穫制限が進み果実味は深く、今までにない力強い酸が残るブドウとなりました。西日が北岳でさえぎられる南アルプスは、完熟でも力強い酸が残ることで知られています。グワッと迫りくる酸を楽しめる赤ワインは世界でもそう多くはありません。南アルプスの醍醐味を存分に味わえるワインです。フォンドボーなど濃い目の味と、「BeBe」の酸は絶妙な味わいを奏でてくれます。

・テロワールについて
南アルプス飯野「深澤畑」標高330m、全ブドウに笠かけをする日本ならではの過保護的棚栽培、礫質低地土(河川石に、南アルプス森林堆積が混じる荒れた土地)

・収穫について
2020年10月6日手摘み収穫

・酵母について
ピエ・ド・キューブ(Pied de Cuve)。少量のブドウをあらかじめ発酵させ、それを種酵母とする自然酵母造りのことです。

ドメーヌヒデ(Domaine Hide/どめーぬひで)は、元プロダイバーなど多彩な経歴を持つ醸造家・渋谷英雄(しぶたにひでお)氏が手掛けるブティックワイナリーです。
山梨県南アルプス市にて、潮の満ち引きに従う栽培と醸造を実践しています。
マスカット・ベーリーAの桃花色に心奪われたことをきっかけに、この品種とともに世界を目指すことを決意。
マスカット・ベーリーAの赤ワインを中心に、五感で感じながら醸す唯一無二のワインを生み出しています。

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[写真提供・協力] 株式会社ジュン