知ってる?ワイン話
~『神の雫』でワインを学ぶ~ 第3回「ボトルの形状」
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こんにちは、葡萄院冷庫です。
皆さんは、ワインを選ぶ時どうやって選んでいますか?
ワインを選ぶ時に、冷庫のようなワイン初心者は
安易に気に入ったエチケットのものを選んでしまいます。
エチケットをコレクションするのも楽しいですし、その選び方でも良いのですが、
どんなワインかわかって買えたほうが、よりワイン生活が豊かになりそうですよね!
ついついエチケットにばかり目がいってしまいますが、
実はエチケットではなくボトルの形に注目して見ると、
そのワインがどんなワインなのか、少しわかってくるんです。
そこで今回は、『神の雫』4話にも登場する「ボトルの形状」について学んでみたいと思います。
男性的なボトル「ボルドー型」と女性的なボトル「ブルゴーニュ型」
(写真:「ワイン展 -ぶどうから生まれた奇跡-」)
ワインボトルの中で最も一般的な形は「ボルドー型」と言われる、いかり肩で男性的な細いボトルです。
「ボルドー地方」で伝統的に使用されてきたかたちです。
ボルドー型のワインは長期熟成させて、澱(おり)が出るワインに利用されます。
澱を肩の部分で受け止めるために、このようないかり肩をしているんですね。
ボトルの底の凸になっている部分も、澱を浮遊させづらくする役目があります。
ボルドー型ワインは、色味が濃く、渋みが強く、葡萄の個性がしっかり表れているのが特徴です。
一方、「ブルゴーニュ型」は、なで肩で女性的な曲線の太いボトルの形状をしています。
これは「ブルゴーニュ地方」で伝統的に使用されてきたかたちです。
あまり長期熟成させない澱の少ないワインに使用されます。
ブルゴーニュ型ワインは、色味が薄く、葡萄の個性は弱いが、柔らかく華やかなのが特徴です。
この他にもさまざまな形があるワインボトルですが、
「ボルドー型」と「ブルゴーニュ型」がわかるだけでもワインの特徴が見えてきますよね。
ワインを選ぶ際には、ぜひボトルの形状にも注目してみましょう!
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