知ってる?ワイン話
~『神の雫』でワインを学ぶ~ 第4回「ブルゴーニュの神様と言われたアンリ・ジャイエ」
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こんにちは、葡萄院冷庫です。
今回は、『神の雫』5話より、
「ブルゴーニュの神様」と称された偉大な醸造家アンリ・ジャイエ(1922~2006)について学んでみましょう。
神様・・・すごいですね。
他にも、「伝説の醸造家」「神の手を持つ男」などとも言われます。
アンリ・ジャイエってどんな人?
ヴォーヌ=ロマネ村生まれ
16歳からワイン造りをスタートします。
1970~1980年代、その名は世界に知れ渡り、
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)よりも高値で取引されることもありました。
2006年9月20日、84歳で他界されました。
アンリ・ジャイエのワイン造り
アンリ・ジャイエさんのワイン造りは「量より質」
・収穫量を制限
・農薬を制限
・葡萄を一房一房選定
・果梗(かこう)を100%取り除く
・セメントの発酵槽に入れて15℃程度に冷却
・アルコール発行前に、低温浸漬でブドウ液抽出
・発酵に天然酵母を使用
除梗(じょこう)※を行うDRCと比べ、よりエレガントなワインになります。
アンリ・ジャイエさんが品質を第一としたワイン造りを始めるまでは、「質より量」。
大量生産することを第一にワインが造られていました。
※除梗 (じょこう)とは:茎を取り除き、葡萄の粒を潰す作業
アンリ・ジャイエの功績
・現代の自然派に先駆ける新たな醸造法を提唱
アンリ・ジャイエさんが始めた醸造法がブルゴーニュのスタンダードとなり、
ワイン界にも大きな影響を与えました。
まさに、ブルゴーニュワインを生み出した「神様」というわけですね。
・若手醸造家の育成
アンリ・ジャイエさんは、若手醸造家育成にも力を注いだそうです。
神様と言われたアンリ・ジャイエさんのワイン。飲んでみたくなりますよね!
ただ、予想通り大変高価で、数十万円から数百万円のワインまで・・・・
死ぬまでにいつか飲んでみたいですね・・・・
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