グラン・ヴァン・ルージュ・2021
Grand Vin Rouge 2021
余韻には、ミントを思わせる青みのある香りが顔をのぞかせます。
凝縮感のあるフルボディで、パワフルなコクやタンニンが重厚さを感じさせてくれる味わいです。
タンニンは非常に滑らかで、重厚さと同時にフレッシュ感も持ち合わせている点が個性的な、エレガントな味わいです。
アルコール度数は14.5%。
ソースを添えた牛肉の牛肉料理や、鹿やイノシシなどジビエ料理、Tボーンステーキ、鉄板焼き料理と好相性です。
タイプ | 赤 |
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ヴィンテージ | 2021年 |
生産国・地域 | フランス |
ブドウ品種 | シラー、グルナッシュ、カリニャン、その他の品種 |
生産者 | シャトー・リヴィエール・ル・オー |
[最終更新日]
グラン・ヴァン・ルージュ・2021 補足情報
葡萄品種は、ムールヴェードル種55%、シラー種30%、グルナッシュ種10%、カリニャン種5%で構成されています。
古代ローマ時代からワイン銘醸地として高く評価されている南仏ラングドック地方のラ・クラープと呼ばれる畑にて高樹齢の葡萄を用いて低収量で栽培された果実が使用されており、高い品質を誇るワインです。
栽培では、フランス農水省公認のHVE(High Value Environmental)認証における最高レベルのLevel3に基づき、除草剤や殺虫剤、化学薬品を可能な限り使用せず自然の力を活かすスタイルを採っており、また冬の間の剪定や春の芽かきを厳密に行うことで、間引きは用いずに実を結ぶ果実の数をコントロールすることで、無駄なく葡萄の養分を果実に送り込み、高品質な果実へと仕上げる、経験と技術が必要な葡萄栽培を行っています。
醸造家は、シャトー・ラフィット所属時代にパーカーポイント100点を獲得した経験を持つエリック・ファーブル氏。
「グラン・ヴァン」シリーズは、複数のマスター・オブ・ワインホルダーから高い評価を得ています。
ワインショップソムリエによる『ブラックフライデーボックス・極(赤ワイン3本)』で届いたワインです。
シャトー・リヴィエール・ル・オーは、ラングドック地方においてかつて軍事拠点だった城を起源に持つ歴史あるワイナリーです。
1796年にワイン造りがスタートして以来、同一家族が守り続けてきたシャトーを、エリック・ファーブル氏が2001年に見出し、現在に至ります。
晴天率の高さやガリーグ(ラベンダーやローズマリー等の低木で形成される林)土壌など、自然条件にも恵まれ、またワイン造りに適した「ラ・クラープ」のテロワールにより、豊富なアロマを持った果実が育まれ、エリック・ファーブル氏が持つ技術と経験の力により、高い品質のワインへと仕上げられています。
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葡萄院蛇子の
お気に入り指数
★★
グラスに注ぐと、ベリー系の果実の豊かな香りが広がります。
最初に感じるのはピリッとした辛みで、続いて酸味が追いかけてきて、口がすぼまるようなシャープな印象を残します。
チョコレートやコーヒー、タバコを思わせる香ばしさも感じられ、香りの層の厚みが魅力的。
味わいには程よい渋みがあり、口中にじんわりと広がります。
渋みが苦手な方には少し強く感じられるかもしれませんが、ワイン好きにはたまらない絶妙なバランスです。
おなじみの「スコーン(BBQ味)」と合わせてみたところ、大きな変化はないものの、意外にも好相性。
甘さのある味がこのワインとは合うのかも。
時間の経過とともに、どこか男性用香水を思わせるような、華やかでドライな香りが感じられるようになり、さらに鉛筆の芯のようなミネラル感のある香りも顔をのぞかせてきます。
渋みも徐々に深まり、ゆっくり時間をかけて楽しむのがおすすめの赤ワインです。
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