マデイラ・ブアル・15年
Madeira Boal 15 Year Old
レーズンなどのドライフルーツの凝縮感ある果実香に加えて、クルミやハチミツ、木樽由来のバニラ香の熟成感あるニュアンスが感じられます。
飲み口にもドライフルーツの風味が強く、キャラメルのような香ばしさと強い甘味のあるリッチな味わいです。
酸味と甘味がバランス良く整い、余韻も長く続きます。
アルコール度数は20%。
食後のデザートワインとして、またデザートと一緒にいただくのもオススメです。
タイプ | その他のタイプ |
---|---|
ヴィンテージ | ---年 |
生産国・地域 | ポルトガル |
ブドウ品種 | その他の品種 |
生産者 | エンリケシュ&エンリケシュ |
[最終更新日]
マデイラ・ブアル・15年 補足情報
葡萄品種は、ブアル種のみが使用されています。
「マデイラ・ブアル・15年」は、オーク樽にて15年の熟成を経たマデイラワインです。
マデイラワインは、ポルトガルのマデイラ島で造られてきた酒精強化ワイン。
「エストゥファ」と呼ばれる加熱処理を行うことが特徴のひとつで、これにより独特な味わいが生まれます。
ワインにとって大敵ともいえる熱を加える至った経緯として、大航海時代にマデイラ島で積み込んだワインが赤道を越えて航海する間に群を抜いて美味しくなったことに着目され、「エストゥファ」の手法が確立されました。
エンリケシュ&エンリケシュ社は、1850年にジョアン・エンリケシュによって設立されたワイナリーを起源とし、1913年にその息子たちにより法人化されました。
マデイラ島では珍しく、自社畑を持ち葡萄の栽培から醸造まで一貫して手がけることで、1925年には島のワイン造りに革新をもたらしました。
1992年には大規模な設備投資により新醸造センターを建設し、1995年にはさらに10haの畑を取得。
現在も島内で自社畑を持つ唯一の造り手として、伝統と革新を両立させつつ、高品質なワイン造りを追求しています。
記事内の商品またはサービスに関する価格や消費税表記は記事公開当時のものです。
現在の価格と異なる、もしくは取り扱いが終了している可能性がありますのでご注意ください。
\ ワインデータベースへの読者様投稿受付中! /
葡萄院蛇子の
お気に入り指数
★★★
一口含むと、まず口いっぱいに香ばしすぎるカラメルとバニラの風味が広がり、飲み込む前にはボンドや接着剤を連想させるような揮発性のある香りも。
初めて飲む一口目は、その独特な香りに少し驚くかも?
しかし、口中に広がる味わいはとにかく複雑で、どこからどこまでが何の香りか分からなくなるほど多層的。
「何が起きてるのかわからないけど、すごい」という感想が飛び出しました。
そして何より驚いたのは、その余韻。
飲み込んだあとも、鼻腔の奥からずっとマデイラの香りが漂い続け、インパクトのある飲み心地と風味を長く楽しめます。
[お気に入り指数解説] ★…ちょっと好きかも ★★…好き♪ ★★★…お気に入りです!