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ボジョレー・ヌーヴォーに転機?メルシャンが撤退を発表、ワインイベントのこれからとは

[公開日] 2025年07月09日

ボジョレー・ヌーヴォー

ボジョレー・ヌーヴォーに転機?メルシャンが撤退を発表、ワインイベントのこれからとは

約40年続いたボジョレー・ヌーヴォーの販売からメルシャンが撤退

フランス産ワインの新酒として、毎年11月の「解禁日」に話題を集めてきたボジョレー・ヌーヴォー。
その長年の輸入販売を手がけてきた大手ワインインポーターであるメルシャンが、2025年7月7日、今年秋からの販売を終了することを発表しました。

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約40年の歴史に幕。メルシャンがボジョレーから撤退。

キリンホールディングス傘下のメルシャン(東京)が、フランス産ワインの新酒「ボージョレ・ヌーボー」の販売から撤退することが7日、分かった。売り上げの落ち込みや、燃料費の高騰で輸入コストが膨らんでいることが理由で、今秋から販売を見送る。一方、子会社が手掛けるネット通販は継続する。
(引用:時事ドットコムニュース「メルシャン、ボージョレ撤退」2025年07月07日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025070700831

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メルシャンはおよそ40年にわたり、ボジョレー・ヌーヴォーを日本に紹介し続けてきた存在。
2000年代前半には10種類近くの商品を扱っていましたが、2024年には1商品のみに縮小していました。

今後は国産ワインの強化にシフトする方針とのことで、日本のワイン産業においても大きな転換点となりそうです。

ボジョレー・ヌーヴォーといえば、日本での人気は1980年代に火がつき、最盛期には年間約1200万本が輸入されていたほど。
近年ではその数が減りつつあるとはいえ、ワイン初心者が「初めてのワイン」として楽しむきっかけになってきた存在でもありました。

なぜ撤退?背景にある”今”

撤退の理由として挙げられたのは、売り上げの減少と燃料費高騰による輸送コストの増加。
ボジョレー・ヌーヴォーはフランスから空輸されることが多く、解禁日に合わせるためにどうしても輸送コストがかかってしまうのが実情です。

また近年は、SDGsやサステナビリティへの関心の高まりから、「空輸によるCO₂排出の問題」にも目が向けられるようになりました。こうした背景を踏まえ、メルシャンは今後は国産ワインの強化に注力するとしています。

ボジョレー・ヌーヴォーの縮小によりワインに親しむ機会が減る懸念も

ボジョレー・ヌーヴォーは、ワインの知識がなくても「毎年11月の解禁日に飲む」というイベント性があり、多くの初心者にとって「ワインを楽しむ入口」のような存在でした。

全国各地で開かれる試飲イベントや、テーマレストランでの解禁日パーティーなど、ワイン文化を楽しむきっかけが縮小することで、ワインのハードルが高くなってしまう可能性があります。
ひいては、「ワイン=難しいもの」と思われてしまう懸念もあります。

これからのボジョレー・ヌーヴォーはどうなる?

もちろん、ボジョレー・ヌーヴォーが完全になくなるわけではありません。
サントリーなどは販売継続の方針を示しており、メルシャン傘下の一部通販事業では引き続き販売される見込みです。

また近年では、「新酒ワイン=ボジョレー」に限定せず、日本国内で造られる新酒ワインなどの「その土地の季節を感じられる1本」を楽しむ人も増えています。

これを機に、ボジョレー・ヌーヴォー解禁日にこだわらず、自分のペースでワインを楽しむスタイルがますます広がっていくかもしれません。

これからの「初めてのワイン体験」に注目

メルシャンの撤退は、日本のボジョレー・ヌーヴォー文化にとって、ひとつの節目となるかもしれません。
けれどもそれは同時に、「ワインはもっと自由で多様でいい」という考え方が広がるチャンスでもあります。

これからは、ボジョレー・ヌーヴォーに限らず、国産の新酒や地域ごとの季節イベントなど、自分らしい「はじめてのワイン体験」を楽しめる場が、さらに広がっていくかもしれません。

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葡萄院冷庫

家に酒専用冷蔵庫がある。 「酒豪」と言われるが、自分ではそうでもないと思う。 ワインの味はまだ良くわからないが、暇があれば飲み歩く日々を過ごし中。 好きなワインのタイプ すっきり・軽めタイプなら、赤、白、ロゼ、スパークリング問わず好き。 濃厚なタイプも決して嫌いではないですよ。

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