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大阪万博で出会う芳醇な味わい──アルザスを彩る葡萄品種「ピノ・グリ」の魅力とは?

[公開日] 2025年08月18日

大阪万博で出会う芳醇な味わい──アルザスを彩る葡萄品種「ピノ・グリ」の魅力とは?

フランス・アルザス地方のワインが、2025年大阪・関西万博のフランスパビリオンに公式出展!
アルザスワイン注目品種の第二弾は、ふくよかで奥行きある味わいが魅力の「ピノ・グリ」

2025年大阪・関西万博のフランスパビリオンに、「アルザス」が出展します。
ワイン産地としては史上初めての公式出展です。
美しい景観を持つフランス東部のこの地域は、個性豊かな白ワインの産地として知られています。
今回の万博は、ワイン初心者から愛好家までがアルザスの魅力に触れられるまたとないきっかけとなるでしょう。

第一弾でご紹介した「リースリング」に続く第二弾の注目品種は、「ピノ・グリ」。
ふくよかで奥行きある味わいが魅力の「ピノ・グリ」を通じて、アルザスワインの世界にまたひとつ触れてみてはいかがでしょうか。

ピノ・グリってどんなワイン品種?アルザス産の特徴は?

ピノ・グリは、リッチでコクのある味わいが特徴の白ワイン用品種。
ドライフルーツやアプリコット、ハチミツ、蜜蝋、パン・デピス(スパイスケーキ)のような甘やかな香りに加え、下草やスモーキーなニュアンスも漂います。

イタリアなどでは「ピノ・グリージョ」の名で軽快な辛口ワインとして親しまれていますが、アルザス産のピノ・グリはより骨格があり、豊かなボディを持つスタイルで知られます。
アルザス全体の約15%を占める、欠かせない品種のひとつです。

実はブルゴーニュ生まれ?トカイ地方から伝わったピノ・グリの歴史

ピノ・グリはブルゴーニュ原産で、赤ワイン品種ピノ・ノワールの突然変異によって誕生しました。
白葡萄でありながら、ほんのりピンクがかった果皮を持つユニークな存在です。

16世紀、ハプスブルク家に仕えたラザール・ド・シュヴァンディ男爵が、ハンガリーのトカイ村から苗木を持ち帰り栽培を始めたのが、アルザスに伝わるきっかけだったと言われています。
当時はドイツ語で「Grauer Tokayer(灰色のトカイ)」と呼ばれ、やがて「トカイ・グリ」「トカイ・ピノ・グリ」と名前を変えてきました。

研究が進むにつれ、男爵が持ち帰った品種は、実はブルゴーニュ原産のピノ・グリだったことが判明。
2007年にEU法で他産地の名称使用が禁じられたことから、正式に「ピノ・グリ」として定着しました。
ワインの歴史が、ヨーロッパの政治や文化と密接につながっていることを感じさせるストーリーです。

どんな料理に合うの?ソムリエが語るペアリングのコツ

世界的ソムリエたちも、アルザスのピノ・グリの魅力を高く評価しています。

1989年世界最優秀ソムリエのセルジュ・デュブス氏は、「フレッシュで骨格のしっかりしたタイプなら和食に、複雑でボディ豊かなタイプならキノコや白身肉などのしっかりした料理に」と語ります。

また、2008年全日本最優秀ソムリエの森覚氏は、「果実味が柔らかくグラがあり、酸味も伸びる。秋冬の香り豊かな食材や、脂肪分のあるボリューム感のある料理におすすめ」とアドバイス。

ピノ・グリは、料理や季節に合わせて多彩に楽しめる懐の深いワインなのです。

万博で広がるアルザスワインの未来

大阪万博で提供されるアルザスワインのラインナップには、ピノ・グリのほか、リースリング、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・ノワール、さらには各種ワインのアッサンブラージュ(ブレンド)も登場します。

アルザスワインは、土地の個性や歴史、そして造り手の情熱が詰まった一杯。
万博をきっかけに、アルザスワインの奥深い世界へ足を踏み入れてみませんか?

2025/08/11 アルザスワイン委員会 プレスリリースより引用

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アルザス ピノ グリ

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この記事を書いたメンバー

葡萄院冷庫

家に酒専用冷蔵庫がある。 「酒豪」と言われるが、自分ではそうでもないと思う。 ワインの味はまだ良くわからないが、暇があれば飲み歩く日々を過ごし中。 好きなワインのタイプ すっきり・軽めタイプなら、赤、白、ロゼ、スパークリング問わず好き。 濃厚なタイプも決して嫌いではないですよ。

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