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モエ・エ・シャンドンのウルトラ プレミアム キュヴェ「MCIII」リリース決定!
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2016年7月12日、モエ・エ・シャンドンは、ウルトラ プレミアム キュヴェ「MCIII(エムシースリー)」を同年9月に発売することを発表した。
「MCIII」は、第69回カンヌ国際映画祭開催中に行われたチャリティイベント、第23回「Cinema Against AIDS」にて登場し話題となったウルトラ プレミアム キュヴェ。
モエ・エ・シャンドンが「究極の表現」としてリリースする「MCIII」は、同社のパイオニア精神と高度な技術を融合させた傑作であると同時に、新たな時代への幕開けを意味するアイコニックなシャンパンである。
メゾン史上最も調和的且つ複雑な究極のシャンパン
「MCIII」の名前は、モエ・エ・シャンドンを表す「MC」と、メタル、ウッド、ガラスという3つの環境を通じて創られたワインをひとつに融合させた、三位一体のシャンパンであることを「III」で表したものだという。
第1の層では、ステンレススティール製のタンクでの発酵と熟成を。
第2の層では、大型のオーク カスクで熟成させ、ステンレススティール製タンクに貯蔵したグラン ヴィンテージ コレクションをブレンド。
第3の層では、グラン ヴィンテージ コレクションからのヴィンテージ シャンパンを瓶内で熟成。
メタル(ステンレススティール製タンク)、ウッド(オーク カスク)で熟成された優れたヴィンテージ ワインと、より熟成期間が長くガラス(瓶)の中で澱と共に熟成されたヴィンテージ シャンパンという3つの異なる環境で造り上げられ、完璧な調和、相補性、バランスの3つを兼ね備えた味わいに仕上がっている。
さらに、メタル、ウッド、ガラスの3つの要素は、ボトルデザイン上にも採り入れられていることも特筆すべき点だ。
「メタル」は精巧に作られたメタルキャップとボトル底に光るメタルプレート、「ウッド」はボトルを包むコフレボックス、「ガラス」は漆黒のボトルとして表現されている。
今回リリースされるキュヴェのボトルには、「001.14」と刻印されており、第1番目のキュヴェであることと2014年にデゴルジュマン(澱抜き)されたことを示している。
醸造最高責任者のブノワ・ゴエズ氏は「MCIII」について次のように紹介した。
「『MCIII』はヴィンテージ シャンパンで構成されたマルチ ヴィンテージ シャンパンです。
先駆的で大胆、革新的に融合されており、美しい多面性を持っているのに調和がとれている。
モエ・エ・シャンドンにとって、新たな種類の、唯一無二のシャンパンです。
今までにないラグジュアリーな商品を世界にお届けできることをうれしく思います。」
また、ソムリエの田崎真也氏も、その完成度の高さについて、次のようにコメントしている。
「香り、味わい共に、バランスがとても良く、『MCIII』の特徴でもある3つの要素が立体的かつ、複合的に融合した非常に完成度の高い今までにないシャンパーニュです。
いくつもの平面的な要素が集約して球体になったように感じます。
無限の表現力を持った完成されているワインですから、一皿ずつ完成度の高い料理、たとえば会席料理などとも相性が良いでしょう。」
モエ・エ・シャンドンが「三千年紀のスタートを象徴するメゾン史上最も調和的且つ複雑な究極のシャンパン」と自信を持ってリリースする「MCIII」。
伝統と革新とを両立する偉大なシャンパンメゾンの傑作を、心待ちにしたい。
モエ・エ・シャンドン MCIII(エムシースリー)
非常に複雑なレイヤーによって生みだされた、透明感をたたえたイエローゴールドの美しい輝き。
完璧な調和、相補性、バランスの3つを兼ね備えた、モエ・エ・シャンドン史上最も調和的で最も複雑な、究極のシャンパンに仕上がっている。
メタル(ステンレススティール製タンク)、ウッド(オーク カスク)で熟成された優れたヴィンテージ ワインと、より熟成期間が長くガラス(瓶)の中で澱と共に熟成されたヴィンテージ シャンパンの3つの異なる環境で造り上げられており、熟成された複数のヴィンテージ ワインの能力を巧みに融合させ、大胆なアサンブラージュにより個性を保ちながらも完璧な調和を実現している。
第1の層では、ステンレススティール製のタンクでの発酵と熟成を経た、2003年収穫の最も力強いシャルドネと最もしっかりとした輪郭を持つピノ・ノワールが重なり合い、ワインに力強い果実味の側面を与えつつ全体的な豊かさと、さらに洗練された夏の感覚をも呼び起こすようなフルーティーさをもたらしている。
第2の層では大型のオーク樽で熟成させ、ステンレススティール製タンクに貯蔵したモエ・エ・シャンドンのグラン ヴィンテージ コレクションから1998年、2000年、2002年のリザーブ ワインをブレンド。
フルーティーな表情を持ちつつ、リザーブ ワインにより多くの変容と進化の要素を織り交ぜることによって、最終的なアサンブラージュをより豊かなものへと導いている。
第3の層ではモエ・エ・シャンドンのグラン ヴィンテージ コレクションから1993年、1998年、1999年のヴィンテージ シャンパンを瓶内で熟成し、デゴルジュマン(澱抜き)とルミアージュ(動瓶)を行ったものをアサンブラージュ。
生き生きとして活力に満ちた表情と深みを組み合わせて、洗練と輝きを感じさせる熟成感へと生まれ変わらせ、完璧なバランスと複雑さを引き出している。
・内容量:750ml
・希望小売価格:¥58,000(税抜)
・発売時期:2016年9月販売開始予定
・URL:http://moet.jp/product/mc3/
※店頭での販売は予定しておりません。
※商品に関しましてはMHD モエ へネシー ディアジオ(株)までお問い合わせください。
[ワインデータベース]
モエ・エ・シャンドン・MCIII(エムシースリー)
モエ・エ・シャンドン 醸造最高責任者 ブノワ・ゴエズ氏
1970年ブルターニュ出身。
大学時代は化学専攻だったところ、ワインの素晴らしさを発見し、卒業後、カリフォルニア、ニュージーランド、オーストラリアでのワイナリーで修行を重ねる。
1999年にモエ・エ・シャンドン社に入社し、2005年に35歳の若さでモエ・エ・シャンドンの醸造最高責任者として着任。
今もモエ・エ・シャンドンの歴史に息吹を与え続けている。
モエ・エ・シャンドン
1743年の創業以来、成功とエレガンスの象徴として愛され続けてきたモエ・エ・シャンドン。
「シャンパンの魔法を世界中に」という願いのもと、洗練されたシャンパンを人々に届け、魅了し続けている。
モエ・エ・シャンドンは、祝福と称賛のシンボル、華やかでラグジュアリーといったシャンパンのイメージそのものを創造し、人々の間に定着させてきたメゾン。
270年にも及ぶ伝統を重んじながら技術革新を牽引し、未来へと続く持続可能なシャンパン造りを続けている。
【モエ・エ・シャンドン公式サイト】
http://moet.jp/
2016/07/12 モエ ヘネシー ディアジオ株式会社 プレスリリースより引用。
[ワインデータベース]
モエ・エ・シャンドン・MCIII(エムシースリー)
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ボトルデザインもまるで宝石のような美しさで、メゾンとしてとても力を入れていることが伝わってきます。
しかも店頭での販売は予定されていないということで、駄目代のような庶民には目にするチャンスすらなさげなプレミアムシャンパンです……うーん、いつかお目にかかりたい!