知ってる?ワイン話
~『神の雫』でワインを学ぶ~ 第20回「ボルドーワインの右岸・左岸」
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ボルドーワインの「右岸」「左岸」は何の左右?
こんにちは、葡萄院冷庫です。
今回は大人気漫画『神の雫』8巻より、ボルドーワインの「右岸」・「左岸」の違いについて学びたいと思います!
ボルドーワインといえば、タンニンが強めの濃厚なワイン!というイメージですよね。
でも、ボルドーワインの中でも「右岸」と「左岸」のエリアで、それぞれ味わいに違いがあります。
ボルドーでは、ガロンヌ川とドルドーニュ川、それらが合流したジロンド川という3つの川が流れています。
それらの川を挟んで、「右岸」「左岸」という区分けがされています。
ボルドーワイン「右岸」の特徴
右岸の土壌は粘土質の為、水はけが悪く、メルローの栽培に適しています。
その為、ボルドーワイン「右岸」は、メルローを中心としてブレンドされたタンニンは控えめの滑らかで柔らかいワインが多いのが特徴です。
ボルドーワイン「左岸」の特徴
左岸の土壌は砂利の為、水はけが良く、カベルネ・ソーヴィニヨンの栽培に適しています。
神の雫でも、左岸の特徴について次のように語られています。
「カベルネ・ソーヴィニヨンを中心としてブレンドされたタンニンがしっかりしてて酸味もあって重厚で長熟なワインが多い」(『神の雫』8巻より)
ボルドーワインの「右岸」・「左岸」の違いまとめ
同じボルドーワインでも、「右岸」と「左岸」ではだいぶ味わいが異なるんですね!
そしてその個性は「土壌の違い」によって生まれます。
ちなみに、5大シャトーは左岸に集中しています。
では左岸のほうが美味しいワインなのか、というと一概にそうとも言えないのがワインの面白いところ!
以前、当サイトでご紹介した「ル・パン」は右岸のワインですね。
ボルドーワインを飲む時には、右岸・左岸を意識して飲むとより楽しめるかもしれません!
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