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YOSHIKIプロデュース「Y by Yoshiki」新作発表!「このワインを飲みながらアルバムを待っていて」
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YOSHIKI氏プロデュースのワインブランド「Y by Yoshiki」プレミアム新作ワイン発売開始
2016年9月2日、ロックバンドX JAPANのリーダーYOSHIKI氏プロデュースのワインブランド「Y by Yoshiki」のプレミアム新作ワイン発表会&試飲会が東京・グランドハイアット東京で行われた。
発表された「Y by Yoshiki Napa Valley Cabernet Sauvignon 2011」「Y by Yoshiki Napa Valley Chardonnay 2012」は、同年9月5日から発売を予定している。
Y by Yoshiki Napa Valley Cabernet Sauvignon 2011
Y by Yoshiki Napa Valley Chardonnay 2012
「Y by Yoshiki」を手掛けるのは、カリフォルニアの銘醸地ナパ・ヴァレーのワイン醸造家4代目のロブ・モンダヴィJr.氏。
2008年の「Y by Yoshiki」誕生時には、ロブ氏の父親であるマイケル氏がワイン造りを手掛けた。
「より上質なワインを造りたい」と望むYOSHIKI氏とロブ氏との出会いがきっかけとなり、今回のプレミアムワイン誕生に至った。
二人の出会いは2009年のロブ氏の祖父の誕生日で「その日に出会ったことで運命の出会いと感じた」とロブ氏は語る。
ワインがわかる人向きに造ったプレミアムワイン
発表会では、YOSHIKI氏とロブ氏によるクロストークが行われ、「Y by Yoshiki Napa Valley Cabernet Sauvignon 2011」「Y by Yoshiki Napa Valley Chardonnay 2012」の魅力について、ワイン造りの苦労話も交えつつ語られた。
https://youtu.be/jHWwp8DsIl0
YOSHIKI氏は「ナパ・ヴァレーの今日を創ったと言っても過言ではないレジェンドとコラボレーションできたことをとても嬉しく思う」と語った。
かなり過酷なスケジュールの中でも、意識してリラックスタイムを設けるようにしているというYOSHIKI氏。
その際、ワインを飲むひとときをとても大切にしているため、ワインの品質にはこだわっているそうだ。
ロブ氏はYOSHIKI氏とのワイン造りについて「彼は舌が肥えているので、セレクトするのはうちにある中でも特に自信のある樽ばかりでした。良いものは全部使われてしまいましたよ」と苦笑した。
ワインを完成させるにあたり、何百回もブレンドを試し、イメージする味わいを作り上げていったという。
「たったひとつの要素が合わないだけで、バランスが崩れてしまうんです」とYOSHIKI氏は味のハーモニーを完成させる苦労を振り返る。
また、ロブ氏は「音楽もそうであるように、ワイン造りもまた共通言語のようなものがあると思う」とワイン造りを通じてYOSHIKI氏と理解を深めあったであろうことをうかがわせた。
そうして完成したプレミアムワインについて、ロブ氏は「稀少な品です。見かけたらすぐに買うべきです!YOSHIKI氏が良い樽だけを使ったので、少ししか作れていないのです」と稀少性をアピール。
YOSHIKI氏は「ワインがわかる人向きに造りました。『自分がワインしか作らない人だったらどうするだろう』と自問しながら真剣に造った自信作なので、ぜひ飲んでいただきたいです」と語りつつ、「こんなことを言ったら怒られそうですが、打倒オーパス・ワンです」と笑った。
ボトルとラベルのデザインにも非常にこだわっているという。
※「オーパス・ワン」は、シャトー・ムートン・ロートシルトのフィリップ・ド・ロートシルト男爵とロバート・モンダヴィ氏が共同で設立したナパのワイナリー「オーパス・ワン・ワイナリー」が生産するワイン愛好者間で超人気の高級ワイン。ロバート・モンダヴィ氏はロブ氏の祖父。
また、今回のワイン造りに要した期間についての質問に、YOSHIKI氏は「2年かかりました」と答えた。
「アルバムには20年かかってるのにね。『ワイン出してないでアルバム出せ』って感じですよね」とジョークを交えつつ、「アルバムは99%完成しています。オーパス・ワン、いえ、ロマネ・コンティ級の作品になっています。アルバムの完成はもう時間の問題なので、今回のワインを楽しみながら待っていてほしいです」と、ファンにとって喜ばしいコメントも加えた。
どんなシーンで飲んでもらいたいかという質問に、「好きな人たちと楽しんでほしい。できたら僕の音楽を聴きながらだと嬉しいですね」と語るYOSHIKI氏。
音楽に対する真剣さと同じ気持ちで造ったというプレミアムワインは、YOSHIKI氏のファンのみならず、ワイン愛好者をうならせる逸品に仕上がっている。
一流のアーティストとワイン生産者によるセッションを楽しめる、またとない作品であることは間違いない。
Y by Yoshiki Napa Valley
Y by Yoshiki Napa Valley Cabernet Sauvignon 2011
ワイ・バイ・ヨシキ ナパ・ヴァレー カベルネ・ソーヴィニヨン
醸造家ロブ・モンダヴィJr.氏によると、テーマは「Lightness & Softness」と「優雅」。
黒系ベリーの凝縮感のあるアロマが感じられる。
口に含むと、鞣し革を思わせる香りとともに、コーヒーやチョコレート、またバラのニュアンスを含んだ濃厚な果実味が広がる。
シルキーかつ重厚なタンニンがあり、優雅さと上品さを持ちながらも芯の強さを感じさせる味わい。
堅さがなくスムースで、素晴らしいアタックと滑らかさの後に複雑味が広がり、優雅さのある後味が長く続く。
5~10年熟成を楽しむことができるワイン。
若い頃は、飲む前にデキャンタージュすることが勧められている。
ナパ・ヴァレーの北側で栽培されたカベルネ・ソーヴィニヨンを手摘みで丁寧に収穫し、フレンチオーク樽で12ヶ月熟成させることによって造られている。
2011年は夏が涼しく、果実の完熟に通常よりも数週間遅れたが、結果的には高品質の完熟したフレーバーを持つ仕上がりとなった。
ボトルは、スレンダーかつスムーズなイメージを持ったデザインを選択。
全体を通じ、音符を意識したデザインに仕上げられている。
葡萄品種: カベルネ・ソーヴィニヨン種100%
アルコール度数: 14.1%
生産量: 600ケース(3600本)
参考小売価格: ¥14,800(税別)
[ワインデータベース]
ワイ・バイ・ヨシキ・ナパ・ヴァレー・カベルネ・ソーヴィニヨン・2011
Y by Yoshiki Napa Valley Chardonnay 2012
ワイ・バイ・ヨシキ ナパ・ヴァレー シャルドネ
鮮やかな淡いゴールドの色が美しいミディアムボディ。
洋梨やリンゴ、桃を思わせる優しいアロマが感じられる。
口に含むと、白桃やナッツ、バニラ、クリーム、蜂蜜のフレーバーとコクのある味わい。
グラスに注いで時間が経つごとに優雅な香りが強まる。
飲みやすく、また後味の心地よい白ワイン。
ナパ・ヴァレーの南側で栽培されたシャルドネを夜間に収穫、丁寧に全房プレス機にかけて抽出したフリーランジュースのみをフレンチオーク樽に移し、9ヶ月の間100%樽で発酵・熟成させることによって造られている。
ボトルは、女性的な優雅さを持ったデザインを選択。
全体を通じ、音符を意識したデザインに仕上げられている。
葡萄品種: シャルドネ種100%
アルコール度数: 13.7%
生産量: 300ケース(1800本)
参考小売価格: ¥9,800(税別)
[ワインデータベース]
ワイ・バイ・ヨシキ・ナパ・ヴァレー・シャルドネ・2012
ロブ・モンダヴィJr.
ナパ・ヴァレーの4代目醸造家。
マイケル・モンダヴィ氏の息子であり、ロバート・モンダヴィ・ワイナリーの葡萄畑やワインセラーを遊び場に育ったロブ氏は、様々なビジネスを経験した後にマイケル・モンダヴィ・ファミリー・エステートの醸造担当社長に就任。
数々のプレミアムワインを造り出す、国際的に高い評価を得ている醸造家の一人。
今回の「Y by Yoshiki」に使用した葡萄の収穫地を説明するロブ氏。「フィッシュフレンドリー」と呼ばれる、魚が生息できるほど清らかな水源と環境での自然農法を徹底しているという。
モンダヴィ家のポートレートを説明するロブ氏。「右端の耳が大きい少年が私の父マイケルです」
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耳と舌で作品を味わうことができるYOSHIKI氏のファンはとても幸せですね!
ちなみにYOSHIKI氏は、赤ワインでもあえて冷やして飲んだり、白ワインでも室温で飲んでみたりと自由な発想で楽しんでいるとのお話でした。
こちらのワイン、受注開始は2016年9月5日。
日本の市場で発売後、アメリカなど国外でも販売を予定しているそうです。
本当に生産量が少なく稀少なワインなので、購入はお早めに!