ワインのラベルに描かれている「V.V.」または「ヴィエーユ・ヴィーニュ」とは？

今回も大人気マンガ『神の雫』を参考に、ワインについて学びたいと思います。

「ヴィエーユ・ヴィーニュ（V.V.）」とはどういう意味？

『神の雫』第10巻にて、「ヴィエーユ・ヴィーニュ（V.V.）」という言葉が出てきますが、
「ヴィエーユ・ヴィーニュ（V.V.）」とは、「古木から採れた葡萄で造られたワイン」のことを指します。
時折、ワインのラベルにも記載されていることがありますね。

「ヴィエーユ・ヴィーニュ（V.V.）」の味わいとは

実際に飲んでみると、若い木で造ったワインには
何となく薄っぺらくてクセが強い感じがするし
明らかに時を経た木の葡萄から造られるものとは味わいが違うの

出典：『神の雫』10巻 p.179

高級ワインのほとんどが
ある程度の古木から造られてるわ

出典：『神の雫』10巻 p.179

なんとも言えない懐かしい感じがしました
そしてその懐かしさが
なぜかフレッシュさでもあるんです。

出典：『神の雫』10巻 p.196

葡萄の若い木と古木とで味わいの違いが生まれるのはなぜ？

ではなぜ、そのような味わいの違いが生まれるのでしょうか。

根の伸び方が違う
古木の葡萄は本当に深くまで根を張りますから
それだけ地中の複雑な養分やミネラルを吸収して実に伝えてくれる

そのうえ
葡萄の木が考えて自分で選んだ実に一生懸命栄養を送り込むんです

出典：『神の雫』10巻 p.187～p.188

『神の雫』の中では、「ヴィエーユ・ヴィーニュ（V.V.）」のワインについて
「蘇る思い出」と表現されています。

懐かしさとフレッシュさが共存する「ヴィエーユ・ヴィーニュ（V.V.）」。

ワインを選ぶ際、ついついヴィンテージに目が行きがちですが、
「ヴィエーユ・ヴィーニュ（V.V.）」という表記があったら要チェックですね！

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