おでかけワイン
豪華観光列車「TRAIN SUITE 四季島」にて味わう秋田ワイン「鴇・小公子・2015・無濾過生詰」
[公開日]
2017年5月より運行を開始したJR東日本の豪華観光列車「TRAIN SUITE 四季島」(トランスイートしきしま)。
メゾネットタイプの最上級客室「四季島スイート」には桧風呂も備え付けられているなど、列車の常識を破る設備やデザインのゴージャスさは運行前から大きな話題となった。
「TRAIN SUITE 四季島」の運転区間は、関東~東北~北海道。
日本の美しい自然、地域に根差した産業や文化を楽しむというコンセプトに沿い、列車内インテリアも和モダンを特徴に、調度品に東日本各地の工芸品を取り入れたものとなっている。
食事にもそのコンセプトは徹底されており、旅先の各地で、地場産の食材を用いた風土を感じさせる料理が提供される。
ダイニングにはワインセラーが備わっており、窓からの眺望を楽しみながらワインを味わうこともできる。
提供されるワインは、日本ワインを中心にセレクトされているという。
そのひとつに、秋田の「ワイナリーこのはな」による「鴇・小公子・2015・無濾過生詰・赤辛口」が選ばれ、60本が入荷した。
「ワイナリーこのはな」は秋田の地場産ワインにこだわり、山葡萄交配品種によるワインを中心に手掛けているワイナリーだ。
鹿角市の商店街の中でワイン造りを行い、元銀行の金庫を貯蔵所にしているユニークなワイナリーとしても度々メディアに取り上げられている。
2016年10月にJR上野駅にて開催された”あきた産直市”がきっかけとなり「TRAIN SUITE 四季島」への採用が決定したという。
西欧の葡萄品種とは異なる、日本ワインならではの味わいは、「TRAIN SUITE 四季島」のコンセプトにもぴったりと言える。
「TRAIN SUITE 四季島」は、第1期(2017年5月・6月出発分)は応募最高倍率が76倍にも上ったという。
日本の自然や文化を楽しむ旅の中、日本ワインにも触れて、その魅力を再発見してもらいたい。
[取材協力]
ワイナリー このはな(株式会社MKpaso)
[外部リンク]
日本ワイン ワイナリーこのはな
[ワインデータベース]
鴇・小公子・2015・無濾過生詰・赤辛口
記事内の商品またはサービスに関する価格や消費税表記は記事公開当時のものです。
現在の価格と異なる、もしくは取り扱いが終了している可能性がありますのでご注意ください。
現在、ワイナリーこのはな様では同ワインは完売となり、2018年2月に2016年ヴィンテージがリリース予定とのことです。
そして「四季島」のラウンジ内ではワインも無料で楽しめるとのことで、「みんなのワイン」編集部内で一斉に「銀河鉄道999か!」という声があがりました。
(でも多分お小遣いは支給されないと思う)
列車旅行を通じて日本の四季と風土を楽しむ「四季島」。
「四季島」を通じて日本ワインのファンがさらに増えるかもしれませんね!