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アサヒビール、北海道にワイン用農地取得
[公開日]
2017年6月8日、アサヒビール株式会社は北海道余市町に約4万平方メートルの農地を取得したことを発表した。
農地取得は、2017年2月に設立した農業生産法人サントネージュ・ニッカ余市ヴィンヤード株式会社を通じて行われた。
順次農園として整備していき、2018年春には植栽を開始するという。
栽培する葡萄は、赤ワイン用品種のピノ・ノワールや白ワイン用のピノ・グリージョ、ケルナーなど、欧州種を約7000本予定している。
2023年には同地で収穫した葡萄による日本ワイン約2,000箱の発売を目指す。
アサヒビール株式会社 ニュースリリースより引用
農地取得の背景には、国産葡萄のみで造られる「日本ワイン」向けの葡萄を安定的に確保する目的があるという。
近年、日本ワインの需要は国内外で伸び続けている一方、供給が追い付いていない傾向がある。
同社は今後も自社農園を拡大していく方針で、2025年には合10万平方メートルを確保し、日本ワインの売り上げで年間約3億円を目指す構えだ。
ワイン用葡萄の名産地である余市町は、アサヒビール子会社であるニッカウヰスキーの蒸留所もあり、歴史的な関係が深いことから今回の進出が決まったという。
山梨県内にある1万平方メートルと合わせ、自社農園の規模は5倍に広がった。
ワイン製造を手掛ける子会社のサントネージュワイン株式会社が持つ知見を活かし、垣根栽培を取り入れての栽培を行う。
2017/06/09 日経産業新聞、
2017/06/08 アサヒビール株式会社 プレスリリースより引用。
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サントネージュワイン株式会社が誇るサントネージュシリーズは、日本ワインの魅力を表現するべく、品質にこだわりぬいたワインブランド。
北海道産の日本ワインもラインナップに加わる日が楽しみですね!