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岩手県「いわてワイン生産アカデミー」開催
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いわてワイン生産アカデミー開講式
2017年6月10日、岩手県水産会館にて「いわてワイン生産アカデミー」開講式、第1回講座が行われた。
「いわてワイン生産アカデミー」は、ワインを核とした地域の活性化を図る「いわてワインヒルズ推進事業」の一環として開催されたもの。
醸造用ぶどう栽培やワイナリーの新規開業希望者等を対象に、起業に必要な基礎的な知識・技術習得等を目的とした講座となっている。
受講人数は、県内外より集まった30名。
募集定員を上回る人気だったという。
講師には、岩手県職員のほか、株式会社エーデルワイン(岩手県花巻市)、楠わいなりー(長野県)、一般社団法人 日本ソムリエ協会、有限会社マザーバインズ(東京都江東区)などが参加。
カリキュラムでは、ワイン学の基本や、ワイン用ぶどうの栽培、ワイナリーの経営、法制度、資金調達などの座学のほか、県内のワイナリーを見学する現地研修が予定されており、8月末までに計7回の講座が開かれる。
さらに、「いわてワインヒルズ推進事業」の取り組みの一つとして、ワインの原材料確保に向けた課題解決や、県内ワイナリーが連携したPR等を推進することを目的とした「いわてワインヒルズ推進協議会」が2017年6月6日に設立された。
関係機関・ワイナリー等により構成されており、会長には株式会社エーデルワイン代表取締役社長 藤舘氏が就任。
今後は、地域別の課題解決に向けた「地域ヒルズ」を県内数ヶ所に設置することにより、地域の関係者間の情報交流や相互連携を推進するという。
いわてワインヒルズ推進協議会会長に就任した 株式会社エーデルワイン代表取締役社長 藤舘氏
岩手県では、2016年11月に「ワイン特区」に花巻市が認定されるなど、県内でのワイン産業の熱が高まっている。
「いわてワインヒルズ推進協議会」会長に就任した藤舘氏は「ワイン業界の競争は激化しているが、協議会で研鑽を積み、質の良いワインを造って勝負したい」と岩手県産ワインの未来に向けて語った。
2017/06/01 岩手県農林水産部農産園芸課 プレスリリースより引用。
(写真提供:岩手県農林水産部農産園芸課)
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東日本大震災の爪痕も大きかった岩手県は、エーデルワインやくずまきワイン、神田葡萄園、自園自醸ワイン紫波、高橋葡萄園などのワイナリーが存在するワイン銘醸地でもあります。
ワイナリーの新規参入も増えそうなこれらの取り組みで、ワイン生産地としてますます活性化しそうですね♪
これからの岩手ワインにも注目していきたいと思います!