おでかけワイン
時短デキャンタ「Birdyデキャンタ」を体験してきました
[公開日]
こんにちは、葡萄院駄目代です。
先般、「みんなのワイン」にてご紹介したステンレス製の画期的なデキャンタ「Birdyデキャンタ」の時短デキャンタージュ体験会に参加して参りました。
ワインをさらに身近に楽しませてくれる「Birdyデキャンタ」の魅力をレポートしたいと思います!
「Birdyデキャンタ」については、詳しくは『自動車部品メーカーが生み出した画期的な時短デキャンタ「Birdyデキャンタ」!』をご覧ください♪
会場内では、白・ロゼ・赤のミディアムボディ・赤のフルボディと4種類のワインが試飲可能。
それぞれのワインで、3段階に分けた試飲を行い「Birdyデキャンタ」による”時短デキャンタージュ”が生み出す味わいの差を体験させていただきました。
そのまま:「Birdyデキャンタ」未使用
ゆっくり添わせる:「Birdyデキャンタ」にワインを注ぎ、少し斜めに傾けて内側をなぞるように1周させたもの
ちょい回し:「Birdyデキャンタ」にワインを注ぎ、静かに1、2回スワリングしたもの
最初の試飲は白ワイン「アルパカ・ソーヴィニヨン・ブラン・2016」。
正直、永遠のワイン初心者である駄目代は「白ワインでデキャンタージュして違いって出るのかしら……私みたいな初心者にはわからない程度の差違なのでは……」と少々懐疑的な思いを胸に試飲に臨んだ次第ですが(失礼極まりない)、結果はびっくり。
段階ごとに、かなりの違いが感じられました。
「そのまま」では、香りと果実味の両方にかなりの力強さを感じましたが、「ゆっくり添わせる」でクリーンな酸味が感じられるようになり、バランスが良く穏やかな味わいに変化しました。
さらに「ちょい回し」では、クリーンな印象が更に強まり、爽やかで洗練された味わいになりました。
ちなみに駄目代は「ちょい回し」の味わいが一番好きでした♪
1本目の白ワインからこんなにも違う顔を短時間で引き出して見せてくれた「Birdyデキャンタ」のパワーに、しょっぱなから驚かされました。
その他のワインも、それぞれに味わいの変化が感じられました。
ボディのある辛口ロゼ「アタ・ランギ・ロゼ・2016」では、ベリー系の果実香とイチゴやプラムのような果実味たっぷりだった「そのまま」が、「ゆっくり添わせる」でハーブ香やスパイシーな香りと爽やかな酸味が加わり、「ちょい回し」ではバラなどの華やかなフローラルさと複雑味を持ちつつも調和のとれた味わいへと変化しました。
ミディアムボディの赤ワイン「メゾン・ジョゼフ・ドルーアン・ムーラン・ナ・ヴァン・2015」は、「そのまま」では紫の花のニュアンスも感じられる凝縮感のある香りと果実味が、「ゆっくり添わせる」で華やかさと柔らかさが感じられるようになり、「ちょい回し」ではスパイシーさやミネラル感も加わって丸みのある洗練された味わいに変化しました。
フルボディの赤ワイン「カテナ・カベルネ・ソーヴィニヨン・2014」は、凝縮感のある果実香としっかりとした骨格のある重厚感あふれる味わいの「そのまま」が、「ゆっくり添わせる」でスパイシーさと酸味が加わってやや優しい味わいに、「ちょい回し」ではタンニンがよりシルキーに、さらにミネラル香や皮革、タバコの風味が強く感じられるようになり、洗練された味わいへと変化しました。
「Birdyデキャンタ」で4種類のワインを試飲した感想は、「あっという間に味わいが変わる……」でした。
とにかくスピーディです。
味わいの変化の幅はワインによって違いますが、ほんの10秒ほどで変化が生じるのはまるで魔法のようで、ついついいろいろなワインで飲み比べしてみたくなる楽しさがあります。
ワインに関しても人それぞれ好みの違いがありますので、”時短デキャンタージュ”の結果が必ず好みの味わいになるわけではありませんし、中にはほとんど変化を感じないタイプのワインもあるかもしれません。
でも、そういった未知の部分も含めて、「Birdyデキャンタ」は「このワインはどんな風に変化するだろう?」と予想するワクワク感をもたらしてくれるアイテムだと感じました。
ワインをより身近に、手軽に楽しむ手助けをしてくれそうです。
「Birdyデキャンタ」を実際に手に持ってみましたところ、かなり軽く、コップ感覚で扱えます。
ステンレス製なので、破損の心配が少ないこともかなり嬉しいポイント。
また、洗浄しやすいコップ型の形状も嬉しいですよね。
ワイン初心者にも敷居の低い扱いやすさです。
「Birdyデキャンタ」は、”時短デキャンタージュ”ができるアイテムというだけでなく、少量だけ冷やして飲みたい時にも便利。
ボトル1本を冷やすと時間がかかりますが、あらかじめ「Birdyデキャンタ」を冷やしておけば、注いだワインもすぐに冷やせるので、アウトドアにもぴったりのアイテムです。
ファクトリーブランド「BIRDY.」のブランドマネージャー 横山哲也氏に「Birdyデキャンタ」についてお話を伺いました。
1つ1つ人の手で研磨しているという「Birdyデキャンタ」は、現在、なんとひとりの職人の手で1日に15個ほどしか生産できない手間ひまかかった製品とのことです。
以前のご紹介記事でも触れましたとおり、0.1ミクロン単位の繊細な研磨作業を行っているのは全員女性。
実は、男性も配属したことがあったのですが、作業の適性が合わず、女性スタッフのみが手掛ける形になったのだそうです……男性は全員アンマッチだったというのは驚きです。
「BIRDY.」ではカクテルシェーカーなどのカクテル用品をメインに生産しており、その製品は現在14ヶ国で流通しています。
「カクテルの聖地」と呼ばれるイギリスのサヴォイホテルでも採用されているということからも、品質の高さが伺えます。
その他、テーブルウェアライン「BIRDY. TABLE」のタンブラー2種も、炭酸用(写真左)と水割り用(写真右)の用途に合わせた研磨が施されているこだわりの品。
美味しく味わうための工夫を凝らすと同時に、使いやすさを追求した結晶が「BIRDY.」のアイテムです。
まだ生まれて間もない「Birdyデキャンタ」。
現在は日本国内での流通のみですが、いずれフランスやイタリアなどワインの主要生産国でも愛用されるようになるかもしれません。
ぜひ一度使ってみて、ワインの楽しみ方の引き出しを増やしてみてはいかがでしょうか?
商品概要
商品名:Birdyデキャンタ DC700
サイズ:直径約93×148mm
重さ:約260g
容量:約700ml
材質:18-8 ステンレス
メーカー希望小売価格:16,800円(税抜価格)
[BIRDY.ブランドサイト]
http://birdy-j.com
[BIRDY.公式オンラインショップ]
http://birdy.shop
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