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羊のロゴのムートン・ロートシルト 干支にちなみ中国で攻勢
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2015年、フランスの高級ワイン、シャトー・ムートン・ロートシルトは中国に攻勢をかける。
干支にちなんだ品物が好まれる中国では、ワインにおいても干支にかかるものが人気の傾向にある。
午年だった2014年には、ボルドーワインの名門シュバル・ブランが香港のオークションで総額1,140万香港ドルを稼ぎ出した。
「白い馬」を意味する名前が、人気が高まった理由のひとつだ。
シャトー・ムートン・ロートシルトのロゴには、後脚で立った2頭の羊が描かれており、未年の中国では人気がさらに高まることが予想される。
2015年1月30日に、香港のオークション、サザビーズで歴代の希少ワインを競りにかけ、総額2,000万香港ドルを販売する計画だ。
ボルドーの5大シャトーに数えられるムートンが、アジアで自らオークションに出品するのはこれが初めてとなる。
最も古い1870年産のボトルをはじめ、1878年産、1901年産も提供する予定という。
さらに、1名限定で、1945年産から2012年産まで毎年のワインを1本ずつ揃えた、いわゆるバーティカルコレクションを用意している。
中国では倹約令が発布されており、公務員の間ではワイン消費は失速気味だが、ワイン趣味を持つ個人はいまだ数多い。
2014年10月には、フランス最高級ワインのロマネ・コンティ114本のセットが香港史上最高額の1,256万香港ドルで落札されるなど、ワイン好きの情熱は倹約令にもクールダウンはされないようだ。
2014/12/26 日経産業新聞より引用。
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もともと高い人気を誇る名門シャトーですが、干支に関係したロゴで人気が高まるとは、複雑な心境なのではないかと思わなくもないです……。
それにしても、中国の倹約令については「中国での倹約令が高級ワインを直撃」にて取り上げたとおりですが、そんなもの関係ないねと言わんばかりのオークションでの落札価格には驚くばかりです。
干支ということなら日本も来年は未年ですが、やはり人気に影響があったりするのでしょうか。
あんまり聞いたことないなあ、と思ったけどアマゾンさん検索したら出てきたわ。羊関係のワイン。
やっぱ日本でもあるんですねえ。