おでかけワイン
ネグロアマーロの奥深さにビックリ!Vino Hayashi「土着品種研究会」ワイン選定会を取材してきました
[公開日]
こんにちは、イタリアワイン大好き葡萄院駄目代です。
大好きと申しましても、ワインを嗜むようになってまだまだ日が浅い私ですので浅学にもほどがあるのですが、「神の雫」のイタリア長介のおうちが羨ましくてならない程度には高じております。あとサッシカイア飲んでみたい。
そんな駄目代が、イタリアワインの輸入販売を手掛けるVino Hayashiがリリースする「土着品種研究会」コースのワイン選定会を取材させていただきました!
(出典: Vino Hayashi公式サイト)
「土着品種研究会」とは?
Vino Hayashiの「土着品種研究会」は、イタリアワインを楽しみながら学べるワイン通信講座。
同社の人気講座「イタリアワイン通信講座」卒業生の「もっと学びたい」との声から企画されたもので、月ごとに1つのイタリア土着品種にフォーカスし、その品種の特性や歴史を掘り下げた資料とワインが届くという内容です。
資料には、イタリア文化にも精通したワインジャーナリスト宮嶋 勲氏の書き下ろしコラムも掲載。
また、研究会員はFacebookのグループを通じて、他の会員との情報交換もできるそうです。
「土着品種研究会」は2018年1月からスタートしており、現時点(2018年2月5日時点)では4月分までテーマ品種とワインの情報が発表されています。
駄目代が参加させていただきましたのは、6月のテーマ品種「ネグロアマーロ」にて提供されるワインの選定会。
Vino Hayashiが厳選したネグロアマーロ主体のイタリアワイン19本をモニター数名を含むメンバーでテイスティングし、メンバー全員の評価を総合・分析してコース内容にふさわしいワインを選定するのだそうで、駄目代はモニターとして参加させていただいた次第でございます。
……こんな重要な役割を頂戴しちゃって良かったのでしょうか……今、文章にしてみて改めて責任重大さに怯えています……。
「土着品種研究会」ワイン選定に密着!
評価の方式は、ブラインドでのテイスティング。
「酸」「ミネラル」「タンニン」など様々な項目を数値化してワインの味わいを評価、分析していきます。
19本が並んだ姿は壮観です!
Vino Hayashiの会長、林 基就氏と今回のモニターの皆様方です。
ワイン好きにはおなじみの雑誌「WINE-WHAT!?」の編集長と副編集長、読者ライターの方々が参加されています。
(駄目代はこの写真にはおりません~)
まずはスパークリングワインから、ということでマグナムサイズのボトルが開封されました。
コルクをチェックされる林氏、さすが絵になります……!
皆様とっても真剣にテイスティングに取り組んでおられます。
どのワインも美味しいのでついついじっくり楽しみたくなってしまいますが我慢……!
何しろ19本もの数ですので、どんどん進めなくてはということでちょっとしたスポーツのようです。
駄目代わかった、試飲は体力だ。
駄目代の評価シートの途中経過です。
この時点でちょっと息切れしています……字の汚さがひどい。スタッフの皆様に迷惑なレベル。
お口直しの「グリッシーニ トリネージ」はとっても淡泊な味で、今回のようなテイスティングにかなりありがたい存在でした!
香ばしさと小麦粉の優しい甘味をピュアに感じられる、スティック状の堅いパンです。
参加者の皆様からも「塩味が強すぎないからリセットしやすい」「これ、とってもいいですね」と評判でした。
ロベルト グリッシーニ トリネージ 350g(約20袋前後)
さて選定会も終盤。
テイスティングを一周し終わり、気になるワインをもう一度テイスティングする方も出てき始めました。
駄目代もテイスティングを必死に進めて……
評価シートをすべて埋めることができました。
濃厚なワインも多く、ワインの味わいをリセットするのに少々苦労しましたが、なんとか19本分をテイスティング完了しました!
いや~美味しいワインばかりでした♪
テスティング後の総評は……?
全員の評価シートが提出されたところで、いよいよワイン開示です!
改めて並べてみると、やっぱり壮観ですね……!
以前取材した「VALUE BORDEAUX 2017」にてボトル100本が並んでいる景色も拝見しましたが、あの時とはまた異なる感慨が。
1本ずつ時間をかけてテイスティングしたことで、愛着が生まれたのかもしれません。
ボトル開示後は、総評ということでメンバーそれぞれの感想を確認。
皆様、ネグロアマーロという品種から生まれるワインの多面性に驚いておられました。
「畏まった雰囲気ではなく、気楽な楽しみ方ができそうなワインが多い」
「ベジタルなニュアンスのあるワインが多かった」
といったコメントもあり、ワインの味わいを伝える表現について大変勉強になりました……!
ちなみに駄目代の感想は……
一番強かった印象は「味わいの幅がとても広い」でした。
“上品なイタリアワイン”、”穏やかだけど芯が強い”、”干し葡萄を思わせる深い凝縮感と柔らかな甘味”、”清涼感のあるフルーティさ”など様々な味わいがあり、一概に「ネグロアマーロ主体のワインは〇〇な味!」といった形で説明できないな……と感じます。
ネグロアマーロという品種の奥深さにビックリしました!
また、今回テイスティングしたワインの共通点として、”果実味がしっかりしている”とも感じましたが、これはどちらかというとVino Hayashiが厳選した高品質ワインゆえの特長のような気もします……。
人気ワイン&「みんなのワイン」セレクトワインご紹介!
メンバーの評価が高かったワインのひとつは、こちらの「Gianfranco Fino Jo Negroamaro Salento 2014」。
「ハレの日向きの、トーンが高い味わい」「パッと明るくなる華やかなイメージ」といったコメントが寄せられたワイン。
駄目代の評価シートでも、酸味や果実味、タンニンなどあらゆる項目の数値が高く、個性的で印象の強いワインでした。
そして「みんなのワイン」セレクトワインというか駄目代のお気に入りワインもご紹介します!
「Calitro Negroamaro 2012」。
柔らかな飲み口でとてもフルーティ、しっかりしたボディのしなやかな味わいが魅力的なワインでした。
「Cantine San Marzano Vindoro Negroamaro 2013」。
干し葡萄を思わせる、深みのある凝縮感と優しい甘味がとても印象的。
口当たりの良い甘味ですが、しっかりとした骨格と奥行ある味わいで、非常に深い味わいです。
「Calitro Ausilo Negroamaro 2016」。
こちらはなんと、葡萄の木に生ったまま干し葡萄状態になるまで待ってから収穫して造るというワイン!
「Cantine San Marzano Vindoro Negroamaro 2013」とやや似た、干し葡萄を思わせる凝縮感ある柔らかな甘味が特徴的。
複雑味のある味わいで、ゆっくりと楽しみたいワインです。
「Tenute Rubino Saturnino Rosato 2016」。
野イチゴのようなフルーティさを持ったロゼワインです。
辛口ですが、優しい風味も感じられる味わい。
濃いロゼカラーが可愛らしく、ワイン初心者にも親しみやすいワインと思います。
イタリアNo.1ソムリエ 林 基就氏が解説するネグロアマーロ産地、プーリア州のワイン
林 基就氏のお話では、ネグロアマーロの主な産地であるイタリア南部プーリア州は、「スーパートスカーナ」同様に格付けの枠を超え世界で愛されるワイン「スーパープーリア」も近年生産されているそうです。
さらに、伝統的な製法で造られたものだけでなく、アメリカのマーケティングを意識した甘味の強いワインなど、様々なタイプが揃っており、いろいろなシーンや好みに合わせて選べるとのこと。
また、ネグロアマーロは抜栓してすぐ飲める、デキャンタ不要のワインばかりとのことで、カジュアルに楽しめるのも特長です。
どのワインが届くかお楽しみに!「イタリア土着品種研究会」
今回、「イタリア土着品種研究会」ワイン選定会に参加させていただきましたが、受講者のお手元に届くワインが実際に決定するのはこれから。
メンバー全員の評価を分析していき、テーマに沿ったワインが選ばれます。
どのワインが選ばれるのか、発表が楽しみです♪
「イタリア土着品種研究会」は、お電話やFAX、ネットからお申込可能です!
研究会員はVino Hayashiストア全商品が10%OFFになる特典も。
■コース利用料
毎月10,584円(税抜)
※送料無料
※コースは自動継続となり、月ごとの決算となります。
(継続停止時は、停止申込の翌月からの停止となります)
■支払い方法
代金引換、クレジットカード
■コース内容
テーマ品種のイタリアワイン(1~4本)、資料1冊を毎月配送
(第4週頃発送予定)
■申込ページ
https://www.urr.jp/vinohayashi/d/dochaken
■電話
03-5643-5558
■FAX
03-5643-5559
[取材協力]
Vino Hayashi
WINE-WHAT!?
本間チョースケが独断と偏見で選ぶイタリア安旨ワイン203連発!
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