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マツコ絶賛の日本ワイン!「マツコの知らない世界」登場のオススメ日本ワインは?「神の雫」原作者厳選!
[公開日]
人気番組「マツコの知らない世界」2018年6月12日放送回では、ワインが特集されましたね!
ワインラヴァーの皆様もご覧になられましたでしょうか?
番組では、「みんなのワイン」でも特集している人気漫画「神の雫」の原作者、亜樹直(あぎ ただし)氏ご姉弟が登場し、厳選ワイン7本をご紹介しておられました。
番組内でワインをサーブしたのは、ソムリエの佐藤陽一氏。数々のコンクールで賞を獲得しているベテランソムリエです。
「神の雫」原作者のふたりが厳選したワイン7本とは!?
番組内でメインで紹介されたのは、クオリティ向上が目覚ましく世界でも注目されつつある日本ワインでした。
「そうなのよね!最近、日本のワインがとても美味しくなったわよね!」と、よくご存じの様子のマツコさん。
あれ?……「マツコの知らないワインの世界」ではなく、「マツコがよく知っているワインの世界」なのでは……。
番組の主旨、大丈夫?と不安になりましたが、さすがに今回紹介された日本ワインは飲んだことがないご様子でしたw
マツコさんも絶賛した日本ワインのリストはこちら!登場順にご紹介します!
GRACE EXTRA BRUT 2011(グレース・エクストラ・ブリュット)
山梨県のGRACE WINE(グレイスワイン)が造る辛口スパークリングワインです。
亜樹直のお二人も「味わいはほとんどシャンパーニュ」と評する、高いクオリティを誇る1本です。
しかもこの2011年ヴィンテージは、世界的コンクールのデキャンター・ワールド・ワイン・アワーズ(Decanter World Wine Awards)2016にてプラチナ賞・ベストアジア賞を獲得したもの。
(参考: 国際ワインコンクールで日本ワインがプラチナ賞受賞!)
当時、アジアのワイナリー初のプラチナ賞獲得ということで、造り手である三澤彩奈氏も注目が集まりました。
生産者:グレイスワイン
生産地:山梨県
タイプ:白・スパークリング
主な葡萄品種: シャルドネ種
価格:7,000円~8,000円(税込)/1本
KERNER DRY 2007(ケルナー・ドライ)
北海道で造られた辛口白ワインです。
ケルナーの特徴であるオイリーな香りと豊かな酸味が、冷涼な気候を感じさせる味わいだそうです。
亜樹直さんの評価は「尾崎豊の歌のよう」「”北の国から”の光景がイメージ出来る」。
しかしマツコさんに「そんなの想像出来ねぇよ」と一蹴されておりましたw
生産者:山崎ワイナリー
生産地:北海道
タイプ:白
主な葡萄品種: ケルナー種
価格:2,916円(税込)/1本
安心院ワイン シャルドネリザーブ 2016
大分県のワイナリーによるクリーミーな辛口白ワイン。
南国のフルーツを思わせるトロピカルな香りやバター香など様々なアロマが感じられる複雑な香り、リッチなテイストが特長だそうです。
亜樹直さんは「春にひなたぼっこしているような」「眠そうな猫を見ていて自分も眠くなる感じ」と表現しておられました。
なんだか幸せそうなイメージですね!
生産者:安心院葡萄酒工房
生産地:大分県
タイプ:白
主な葡萄品種: シャルドネ種
価格:3,644円(税込)/1本
ピノ・ノワール 2009
山梨県のドメーヌ ミエ・イケノが造る赤ワインです。
マツコさんが「まるで出汁と割ったようなワイン」と感想を述べた、旨味たっぷりのエレガントな味わいが特長。
八ヶ岳にて栽培から醸造までをほぼお一人で手掛けておられるのは、女性オーナーの池野美映さん。
マツコさんが「いつか住みたい場所」と言う小渕沢町の畑は、「猫の足跡畑」と呼ばれているそうです。
猫好きがピクッと反応しちゃう名前ですねw
生産者:ドメーヌ ミエ・イケノ
生産地:山梨県
タイプ:赤
主な葡萄品種: ピノ・ノワール種
価格:3,600円(税込)/1本
マリコ・ヴィンヤード オムニス 2012
G7伊勢志摩サミット2016のワーキング・ディナーにて提供され、各国の首脳陣からも称賛を浴びた1本です。
(参考:G7伊勢志摩サミット2016にて世界が注目の日本ワイン「シャトー・メルシャン」を提供)
長野県上田市に位置する椀子地区の畑で栽培された複数の葡萄品種をブレンドし、樽熟成により優れた調和を保った、シャトー・メルシャンが誇るハイクオリティワイン。
「オムニス(Omnis)」はラテン語で「全能」を意味する言葉。
椀子ヴィンヤードのすべてを堪能できるワインという意味を込めた名前だそうです。
生産者:シャトー・メルシャン
生産地:長野県
タイプ:赤
主な葡萄品種: メルロー種、カベルネ・フラン種、カベルネ・ソーヴィニヨン種
価格:12,150円(税込)/1本
マリコ・ヴィンヤード オムニスをAmazonで購入(ヴィンテージは異なっている場合があります)
登美ノーブルドール1990
こちらもG7伊勢志摩サミット2016で提供された、純国産の貴腐ワインです。
数年に一度、数百本しか造られない上に、手摘みで丁寧に収穫され、醸造から熟成まですべてを慎重に時間をかけて行うというこだわりの逸品。
約30年もの熟成を経た味わいは、まるでメープルシロップのようとマツコさんも絶賛。
この頃になると、亜樹直さん(お姉さん)は酔いも回ってきた模様で「20年もかけて造られていて……」と年数を間違った発言してしまい「あなたは酔いすぎ!」と弟さんから痛烈なツッコミが……。
生産者:サントリー(登美の丘ワイナリー)
生産地:山梨県
タイプ:白・貴腐
主な葡萄品種: リースリング・イタリコ種
価格:54,000円(税込)/1本
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シャトーブリヤン 1962
フランスからワイン用の葡萄苗木を国内でいち早く輸入した山梨のワイナリー、サドヤが誇る超長熟ワイン。
日本における辛口ワインのパイオニアでもある「シャトーブリヤン」は、国内外の様々なコンクールで賞に輝くプレミアムワインですが、中でも60年近くの熟成を経たこの1962年ヴィンテージは日本ワインの歴史を語る上でも貴重な1本と言えます。
マツコさんの感想は「エロ爺のにおいする。この爺、枯れてないよ」。
しっとりとした落ち着きと威厳を漂わせつつも、どこか動物的、官能的な味わいのようですw
生産者:サドヤ
生産地:山梨県
タイプ:赤
主な葡萄品種: カベルネ・ソーヴィニヨン種
価格:54,000円(税込)/1本
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CROS PARANTOUX 1978(クロ・パラントゥー)
最後に「マツコさんがもう二度と飲めないであろう歴史的ワイン」として紹介されたのは、”ブルゴーニュの神様”と呼ばれる伝説の醸造家アンリ・ジャイエが手掛けたクロ・パラントゥー。
「神の雫」でも解説されている、ワイン愛好家垂涎のワインです。
(参考:~『神の雫』でワインを学ぶ~ 第8回「神様の悪戯が生んだワイン クロ・パラントゥ」)
マツコさんは「においから最後の余韻まで全く落ち度がない」「水みたいにひっかかりがないのにすごく美味しい」と大絶賛。
う~ん、羨ましい……!
「コレは(グラスに注いでから)時間おかない方が良い」と言うマツコさんに、執拗に「(味わいの)第2ステージもありますよ」と助言する亜樹直さんは、最後には「うるさいな!」と一喝されてしまいましたw
生産者:アンリ・ジャイエ
生産地:フランス・ブルゴーニュ
タイプ:赤
主な葡萄品種: ピノ・ノワール種
価格:約2,000,000円/1本
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亜樹直さんたちがご自宅で飲んでいたワインはこれ!
番組内でご紹介されていた亜樹直さんのお住まい……とても広くてとても素敵な豪邸でしたね……!
いや待てよ、あれ、本当に人が住んでる家?実はどこかのお店なんじゃないの?銀座とかの。
そんなご自宅でストックしていたワインのうち、取材に合わせて振る舞ったという11本のボトルのうち、ワイン名が確認できたものをリストアップしました!
CHAMBOLLE MUSIGNY(シャンボール・ミュジニー)
ブルゴーニュのミュジニー村で造られるエレガントな赤ワイン。
シャンボール・ミュジニー地区のワインと言えば、「シャンボール・ミュジニー・レ・ザムルーズ」が「神の雫」に第一の使徒として登場しました。
やはり原作者として、この地区のワインがお気に入りなのでしょうか!?
生産者:コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ
生産地:フランス・ブルゴーニュ
タイプ:赤
主な葡萄品種: ピノ・ノワール種
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Lagrein Riserva Taber 2012(ラグレイン・リゼルヴァ・タベール)
イタリアのアルト・アディジェ地区のワインです。
地区の土着品種であるラグレイン種で造られたもの。
華やかな香りに、凝縮感と酸味が特長。
生産者:ボルツァーノ
生産地:イタリア
タイプ:赤
主な葡萄品種: ラグレイン種
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Dal Forno Romano Valpolicella Superiore Monte Lodoletta 2011(ダル・フォルノ・ロマーノ・ヴァルポリチェッラ・スペリオーレ・モンテ・ロドレッタ)
イタリアを代表する生産者が手掛ける、イタリアの至宝とも称されるワイン。
多くの品種をブレンドして生み出される、深みと軽やかさを併せ持ったエレガントなフルボディです。
生産者:ダル・フォルノ・ロマーノ
生産地:イタリア
タイプ:赤
主な葡萄品種: コルヴィーナ種、コルヴィーナ・グロッソ種、ロンディネッラ種、クロアティーナ種、オセレタ種
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Chateu RIEUSSEC 2005(シャトー・リューセック)
貴腐ワイン銘醸地であるソーテルヌ地区の中でも最高峰と呼ばれる、超有名なフランス産貴腐ワインです。
果実の品質が基準に満たない年はワイン生産を行わないという徹底したこだわりが生み出す味わいは、まさに最高峰!
生産者:シャトー・リューセック 2005(シャトー・ラフィット・ロートシルト)
生産地:フランス・ボルドー
タイプ:貴腐
主な葡萄品種: セミヨン種、ミュスカデル種、ソーヴィニヨン・ブラン種
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マリコ・ヴィンヤード オムニス
ヴィンテージが不明ですが、オムニスの名前とシャトー・メルシャンのロゴが確認できました。
番組でプッシュなさっただけあって、オムニスがお気に入りなんですね!
生産者:シャトー・メルシャン
生産地:長野県
タイプ:赤
主な葡萄品種: メルロー種、カベルネ・フラン種、カベルネ・ソーヴィニヨン種
Amazonで購入
「神の雫」原作者のふたりが選ぶワインのおつまみは!?
番組中、亜樹直さんオススメのワインのおつまみが2度登場しました!
お二人がマツコさんにオススメしたおつまみはこちら!
江崎グリコ 生チーズのチーザ カマンベールチーズ仕立て
「ワインにはやっぱりチーザが合うわよね」と、マツコさんも納得のチョイス。
ちなみにマツコさんは3枚同時につまんで「やっぱり3つくらい一気にいっちゃうんですね」と亜樹直さんに突っ込まれていましたw
江崎グリコ 生チーズのチーザ カマンベールチーズ仕立てをAmazonで購入
リンツ(Lindt) エクセレンス・99% カカオ
赤ワインとチョコレートは合うというのは広く知られていますが、これは超ビターチョコレート!というよりもはやただのカカオ!
カカオ以外は、カカオの粉をかろうじて固形にまとめるための成分しかないんじゃないかというチョコです。
このチョコレートは苦味がかなり際立っているので、重厚なタイプの赤ワインにひそむ甘味を感じさせてくれるのだそうです。
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亜樹直さんからのメッセージ
最後に、亜樹直さんお二人が視聴者に向けて「日本人は日本ワインを飲もう」とメッセージ。
マツコさんも同意し「日本の水で育った日本人には日本のワインが合うはず」と頷かれました。
日本ワインが近年どんどんクオリティが高まっているのと同時に、日本におけるワイン市場も広がりつつあります。
魔改造が大好きで、職人や技術者ほど自分たちの好きなものを作り込む傾向のある日本ですし、日本人の好みや家庭料理にぴったり寄り添うワインが生産されるようになっていくのは想像に難くありませんw
美味しいワインは世界各地にありますが、日本で生まれ育った日本ワインもぜひ楽しんでみてください!
それにしても、亜樹直さんお二人があんなにも楽しい方々だとは知りませんでした……すごく面白かったですw
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