おうちでワイン
和の美と、まろやかさを添える竹製ワインべッセル『RIVERET(リヴェレット)』
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“グラス”ではなく、”竹”でワインを楽しんでみませんか?
和の美しさと機能性を備えた竹製ワインベッセル
『RIVERET(リヴェレット)』
「ワインアイテム」の代表、ワイングラス。
その優雅な曲線美は、テーブルに存在するだけでも気分を高めてくれます。
そんなワイングラスは、装飾のバリエーションも非常に豊か。
形状や材質などなど、様々なアイデアが凝らされていて、「こんなワイングラスもあるの!?」と驚くような品を見かけることも。
今回ご紹介するワイングラス……いえ、ワインベッセル(「vessel」=「容器」)はなんと”竹製”!
普通のワイングラスのような形状でありながら、竹で造られているという驚きの逸品です。
細く優雅なステム、丸みを帯びたボウル、柔らかな曲線を持った薄いリップは、ガラス製のワイングラスの形そのまま。
どんな魔法を使ったの!?と思わず聞いてしまいたくなるような、繊細な美しさと有機素材ならではの温かみが不思議な調和を見せています。
種類も、汎用的な「ワイン ベッセル」、ブルゴーニュワインに合わせた「ブルゴーニュ」、スパークリングワインなどに適した「フルート」や「ブルジョン」と実に細やか。
ワイン初心者だけでなく、ディープなワイン愛好家のハートも射ぬく心憎い商品展開です。
素材本来の色味を活かした高級感のあるホワイトと、高温で燻すことで色を変化させた趣のある色合いのブラウンの二種類があり、ペアで揃えたくなるカラーリングも魅力。
しかもこのワインベッセル、”竹製”という見た目のインパクトのみの品ではありません。
最大のポイントは、天然素材だからこその熱伝導率の低さ。
冷やしたスパークリングワインを飲んでいて、「最初は冷たかったのにちょっと経ったらなんだか生ぬるくて味わいがベタッとしてきた……」という状況になったことはありませんか?
熱伝導率の低い器であれば、唇で感じる器の温度や注がれたワインの温度が変化しにくく、最初と最後の一口の印象にもまた差が出にくくなるというメリットがあります。
また、味わいがまろやかに感じられるというメリットも。
特に体感できるのは、スパークリングワイン。
表面の細かな凹凸が繊細できめ細かな泡立ちを助け、ワインのえぐみや泡の刺激をほどよく抑えてくれます。
さらに、竹が生み出す温かみのある手触りは、唇にあたる感触にも柔らかな印象を与えてくれます。
「割れにくい材質」という直感的な安心感もまた、リラックスして楽しむ雰囲気につながります。
ワインの色が確認しづらくなるというデメリットもありますが、ワインを気軽にリラックスしながら楽しみたい時にはぴったりです。
お手入れも非常に楽で、なんと食洗器OK!
また、竹の内部まで浸透する6層ものコーティングで、赤ワインやコーヒーなど色の濃い飲料の色移りや染み込みも防ぐという優れものです。
ワインの敷居を下げて気軽に楽しめるよう助けてくれるワイングラス……いえワインベッセルですね!
ワインを美味しく味わう鍵はグラスの”薄さ”……独自開発のコーティングで食洗器対応も可能に
この一風変わったワインベッセルを造っているのは、テーブルウェアブランド『RIVERET(リヴェレット)』。
竹材や木材を使用し、建材や家具、食器など様々な品を製造している仲吉商事株式会社が展開するブランドです。
飲食店など業務用の割り箸やサラダボウルなどを手掛ける中、家庭向けのテーブルウェアで独自性を目指すべく立ち上げたブランドのひとつが『RIVERET』。
竹製のプレートやカトラリー、マグカップなどなど、シンプルでスタイリッシュなデザインのテーブルウェアをリリースしています。
『RIVERET』のワインベッセルが生まれたのは、「ナチュラルでスタイリッシュなテーブルウェア」というブランドコンセプト、そして企業としてのチャレンジ精神から。
スタイリッシュな食卓には、ワインがよく似合う。では、ワイン用の器を造ろう!
……となったのは、ブランド代表の屋田氏もまた焼酎やワインなどのお酒がお好きなことが影響しているとか。
ワイングラスのような飲み心地を実現するためには、リップ(フチ)の厚みは2ミリ以下を目指す必要があり、竹はその薄さに耐えられる強さを持った天然素材ということで、この竹製のワインベッセルが誕生したのだそうです。
しかし、薄さの追及は非常に難易度が高く、完成までに試行錯誤の連続に。
自社の独自開発による6層コーティングや食洗器対応も、ユーザーのニーズに応えるためには譲れないこだわりポイントだったとのこと。
レストランなど飲食店のプロたちの声も参考にしつつ商品開発を進め、完成には種類ごとに1~2年を要しています。
現在のワインベッセルの製造工程は、手作業と機械作業が半々。
一般消費者にも手に取りやすい価格を実現するため、量産化の体制を整える必要もあり、そこにもまた苦労があったそうです。
しかし、国内外からも多くの注文や問い合わせが来る人気商品になったのも、妥協しない商品開発のたまもの。
ザ・ペニンシュラ東京にてマティーニグラス型の限定モデルをバー「Peter」で採用されているなど、『RIVERET』はプロにも愛用されています。
特に、オーダーメイドサロン『エテルニータ』では、フェラガモ社の経営するワイナリー「カスティリオン・デル・ボスコ」とのコラボレーションコーナーを常設しており、こだわりのギフトを求める人々に人気です。
さらに、現在、ワインのデキャンタ容器も開発中とのことで、そちらも非常に興味深い品となること間違いなしですね!
まっすぐに伸びた、しなやかで強い竹から造る、和の美を湛えた優しい手触りのワインベッセル。
自分の愛用品としてはもちろん、両親に、結婚祝いに、20歳のお祝いにと、大切な人へのギフトにもぴったりです。
購入は、東北地方から九州地方の各店頭、またはネットから可能です。
ワインベッセルを購入できる公式ページはこちらです!
■RIVERET Official Web Site
https://www.riveret.jp/
[2019年12月25日追記]
「OMOTENASHI Selection」にて『RIVERET』が特別賞を受賞!
ワインベッセルを含む『RIVERET』の竹製酒器が「OMOTENASHI Selection(おもてなしセレクション)」の「2019年 海外展開ハイウェイ賞 特別賞」に輝きました!
「OMOTENASHI Selection」とは、日本在住の外国人が”おもてなし”心あふれる日本の商品・サービスを評価・認定するアワードです。
欧米や北欧、南米、中東、アジア、オーストラリアなど様々な国や文化の人々から高く評価された『RIVERET』は、「和風の竹素材をあえてワイングラスに加工していることがユニーク」「曲線美やサステナブル素材であること、一体成型の加工技術が評価ポイント」といったコメントが寄せられました。
特に、アウトドアやバーベキュー、プールといったシーンで飲食を楽しむ人が多い欧米からは、割れるリスクのあるガラスに代わる素材として注目が集まった模様です。
日本文化において広く浸透している竹という素材が海外のガラス製グラスという文化と出会い生まれた『RIVERET』の竹製酒器。
ユニークさだけでなく、その実用性とデザインの美しさは、国や文化を超えて多くの人々の心に響いたようです。
世界のワインラヴァーたちの間にも『RIVERET』のワインベッセルはますます広まっていきそうですね!
[協力・写真提供]
仲吉商事株式会社
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