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ワインが頭髪を救う!?「酒石酸」に発毛促進効果を発見
[公開日]
ワインなどに含まれる酸味成分「酒石酸」に頭皮の細胞から発毛促進物質の産出を増加させる効果があることをロート製薬が発見
「ワイン成分で発毛促進か」という非常にキャッチーなタイトルの記事が、2019年2月14日発行の日経産業新聞にて発表されました。
ワインなどに含まれる酸味成分である「酒石酸(しゅせきさん)」に、頭皮の細胞から発毛促進物質の産出を増加させる効果があることを、ロート製薬が発見したのだそうです。
酒石酸は、葡萄やレモンといった酸味や苦味がある果物に含まれており、微生物の増殖を抑制したり、皮膚を弱酸性に保つ効能で知られています。
今回の発表では、頭皮の毛穴に存在する育毛や発毛に関わる細胞を培養し、酒石酸を与えたところ、毛髪の成長を促す作用を持つ物質の増加が確認されたということです。
最大で約1.6倍の増加とのことで、AGAなどで頭髪にお悩みの方には非常に耳寄りな情報ではないでしょうか。
ただし、現時点では、酒石酸を人の頭皮に塗布したり飲み薬のように体内に服用することで発毛効果があるのかどうかまでは確認できていない模様です。
記事冒頭の画像のようにワインを注いでも発毛効果があるかはわかりませんので、くれぐれも実践しないでください!
増毛・育毛に酒石酸を活かすには、今後の研究の成果を待つ必要があるようですね。
ちなみに、葡萄に含まれている酒石酸は、ワインにも含まれている成分。
ワインボトルの中に「酒石」と呼ばれる水晶のような透明な物質が沈殿しているのがよく見られますが、これは酒石酸とカリウムが結合したもの。
ヨーロッパで”ワインのダイヤモンド”と称される酒石は、かつてワインの品質を図るバロメータのひとつでもありました。
頭髪増加への光明が見えたというこの朗報を、ワインでお祝いしたいところですね♪
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