おでかけワイン
SENA 20th Anniversary VERTICAL TASTING in TOKYO
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いやー、春ですね!葡萄院駄目代です。
日差しが暖かくなり、周囲の人々がくしゃみ鼻水に苦しむようになってくると春を実感します。
……春というと、様々な出会いや転機のある時期でもあります。
日本のワイン界にも、この春ひとつの出会いがありました。
去る3月9日、チリのプレミアムワイン「SENA」のテイスティングイベント「SENA 20th Anniversary VERTICAL TASTING in TOKYO」が、ヴィーニャ・セーニャ社により開催されました。
場所は八芳園 白鳳館。
プレミアムワインにふさわしい、格式高い会場です。
だって住所、東京都港区白金1-1-1ですよ。シロガネーゼ生産の中心地。私などは近づいただけで身を焦がされるに違いない。
さらに日付は3月9日、「サンキュー」。
セーニャ社から消費者への感謝の気持ちの現れですね。(深読みしすぎ)
「SENA 20th Anniversary VERTICAL TASTING in TOKYO」は、「SENA」の誕生20周年を記念すると同時に、チリワイン史上でも最高の評価を得た「SENA 2012 ヴィンテージ」をお披露目するイベントでした。
……ハイソだ。
なんかもう会場やイベント内容から想像するに、参加者はみんなこういうのつけてそう。
そんで髪に船の模型のっけたりしてそう。
上流階級の集まる舞踏会ってみんなこんなんしてるんじゃろ?
(貧乏人丸出しの偏見)
ちなみに実際の様子はこうでした。
思ってたのと違うけど、エレガンス濃度高すぎてどっちみち私には近寄れそうもない。
結界が張られておる。
もちろん、招待客の方々はエレガンス値高いのでこのような高濃度エレガンス空間でも自由な活動が可能。
皆様和やかに、ヴァーティカル・テイスティングにて1999年、2004年、2008年、2012年各ヴィンテージの「SENA」を味わい、その進化を直に感じられる貴重な機会を楽しんでおられました。
仮面もつけずに。
ちなみにヴァーティカル・テイスティング時のディナーでは、茸と穴子の天麩羅やすき焼き、お寿司などがあり和テイストメイン。
「SENA」と和食との組み合わせはGOODということですね!
また、ヴィーニャ・セーニャ社のオーナー兼代表取締役社長エドゥアルド・チャドウィック氏もこのイベントのために来日し、直々にワイン講座を行うという貴重な機会も。
数々のワイン評論家が絶賛する「SENA」を生み出したチャドウィック氏が語る、チリワインへの情熱。
氏の言葉を引用します。
SENAにはベルリンテイスティングという大きな奇跡がありました。そこで本日はその奇跡をみなさまに感じていただきたいと思います。
チリという国はワインの長い歴史を持っています、しかし評論家にチリが素晴らしいワインの国だと知ってもらうのはとても難しいことでした。
そのためチリワインの良さを知ってもらうために、ワインの有識者を集め2004年に初めてベルリンでテイスティングを行いました。
この提案はギャンブルな部分もあり、非常に不安な気持ちもありました。
SENAがトップ5に入ればいいと思っていましたが、結果は驚いたことに2つのワインが5位以内に入りました。
我々はこれからも、このSENAを世界に広めていくことを使命としています。
2004年にドイツで行われた「ベルリン・テイスティング」では、フランスとイタリア、チリのプレミアムワイン16種類をブラインドで比較した結果、なんとヴィーニャ・セーニャ社の「ヴィニエド・チャドウィック2000」が1位、「SENA 2001」が2位に輝き、世界を驚かせました。
チリワインすげえ!という意識をワイン界に巻き起こしたのが、このチャドウィック氏なのです。
それにしてもチャドウィック氏、ダンディすぎる。
歴史ある名門ワイナリーのオーナーで、俳優ばりのイケメン。
神様って不公平だな!(持たざる者の嫉妬)
最後になりましたが、こちらの「SENA 2012 ヴィンテージ」。
チリワイン史上最高の評価を獲得したという、年間限定4000本のみ生産の幻のワイン。
ぜひ機会があれば、味わってみたいものです。
その機会に備えて、舞踏会用の仮面を用意しておこうと思います。
人間をやめる気か。
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