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サッポロビールがフランス老舗ワイナリーと提携
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2015年6月5日、サッポロビール株式会社はフランスのシャンパンメーカーであるシャンパーニュ・テタンジェ社と日本国内における戦略的パートナーシップ契約の締結を発表した。
2015年9月から、高級ホテルや百貨店などに向けて、同社のシャンパンを売り込む。
ビール系飲料の販売が伸び悩む中、市場拡大が続くシャンパンの品揃えを拡充することで、消費者の需要を取り込みたいとの考えだ。
フランスのシャンパーニュ地方ワイン生産同業委員会によると、日本国内の2014年のシャンパン輸入量は1,043万本と、前年比7.8%増の好調が続く。
サッポロビールでは、まず9月から同社商品の販売を開始し、年内には8,500ケース、5年後の2020年には年間3.5万ケースまで販売量を引き上げる計画。
2015年のワイン関連の売上高を、前年比11.3%増の155億円まで増加する目標を立てている。
商品の価格帯も、6,000円~40,000円程度と、幅広く展開する予定。
2015年6月5日に記者会見したサッポロビールの尾賀真城社長は「ファインワイン事業で1位を目指す」と意気込みを語った。
ファインワインとは、1,500円以上の中高価格帯の品を指す。
シャンパンメーカーとして世界的に高い評価を得、シャンパーニュ地方に総面積288haもの自社畑を所有するテタンジェ社と、安曇野池田ヴィンヤードなど自社畑を所有するほか、契約栽培による良質なぶどう栽培に取り組むサッポロビールの提携により、「高品質の追求」をテーマとしたワイン提供を目指す構えだ。
2015/6/8 日経産業新聞より引用。
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テタンジェ社は1734年創立の、フランスはもちろん世界の一流レストランのワインリストや高級ワイン専門店でその名を目にすることができる代表的なシャンパーニュブランド。
伝統と品質を兼ね備えた同社との提携は、サッポロビールにとってとても心強いものになりそうですね。
それにしても、今現在でも既に覚えきれないほどのワインブランドが国内に流通している中、さらに新しいブランドが日々生まれていることを考えると、ワインの世界というのは奥が深いだけでなく広さも相当な沼だなと実感します……。
リカーショップに行く度に「初めて見た!」というワインが毎回山ほど出てきて目が回っています…………orz