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メルシャン、「片丘」をワインの銘醸地に
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2015年6月29日、キリングループのメルシャンは、長野県塩尻市に新しい葡萄の自主管理畑を設けると発表した。
同市・片丘地区に、約7ヘクタールの葡萄畑を新設し、日本ワインの生産拡大を目指す。
葡萄の栽培開始は2017年を予定しており、2025年には同地区で収穫した葡萄によるワインを発売したいとの考えだ。
山梨、長野の2県を中心に、2027年までに自社管理と契約栽培の畑を計約60ヘクタール増加する計画。
今回の葡萄畑新設は、その第一弾となる。
メルシャンの横山清社長は、「片丘の地名をワインの銘醸地ブランドにしていきたい」と意気込みを語った。
同時に、ワインの国内消費について、「ブームではなく、安定的な市場に育った」との見解を示し、市場はこれからも拡大していくとの見通しを述べた。
同社は、2014年で2.6万ケースだった日本ワインブランドの「シャトー・メルシャン」の販売量を2035年までに7.5万ケースに引き上げる目標を掲げている。
市場拡大に備え、原料を安定調達できるよう、今後も自主管理畑を拡大していく構えだ。
2015/6/30 日経産業新聞より引用。
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ちなみに、ワインの国内消費量は2014年まで2年連続で過去最高を更新したそうです。
国内の需要が高まっていることに加えて、海外で日本ワインが評価を得ていることも、今回の葡萄畑増設の背景にあるかもしれません。
片丘の葡萄で作られるワインが、どのような味わいになるのかとても楽しみですね!