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【使ってみた】ワイン初心者に熟成の判断はできるのか?瞬間スマート熟成デキャンタ『Wake Up Wine』でブラインドテスト
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ワイン初心者は『Wake Up Wine』で熟成したワインを判別できるか?
ブラインドテストで熟成ワインを当ててみた
知識と技術が必要なデキャンタージュをたった数分で完了させてくれる、瞬間スマート熟成デキャンタ『Wake Up Wine』。
今まで何度か使用させていただき、数分でもワインに変化が現れるということが実感できました。
でも……
デキャンタージュされているかどうか、本当に判断できてるのかな……?
もしかしたら、「デキャンタージュしたワインだから味が違うはず」って思いこんでるってこと、ない?
ソムリエのようなワインのプロならともかく、永遠のワイン初心者がワインの熟成感なんて判別できるのかな?
レビューの後、そんな疑問が「みんなのワイン」編集部でわきあがってきました。
よろしい、ならばブラインドテストだ。
『Wake Up Wine』を使用したワインとそのままのワインを、情報を伏せた状態で飲み比べてみようじゃないか。
そんな訳で、「みんなのワイン」編集部による使用レビュー第三弾はブラインドテストをしてみました!
▼ 『Wake Up Wine』使用レビュー第一弾
▼ 『Wake Up Wine』使用レビュー第二弾
『Wake Up Wine』を使用したワイン3本
今回、レビューに使用したワインは3本です。
まずは、日本での『Wake Up Wine』販売元のJapan Dream Trading様オススメの「おたる・ナイヤガラ・2019」。
熟成の変化がわかりやすい、とのお話でしたので、試させていただいた甘口の白ワインです。
次に試したのは赤ワインの「ラ・ベリエール・2018」。
ボルドー五大シャトーであるムートン・ロートシルトを擁するバロン・フィリップ・ド・ロートシルト社が手掛けたテーブルワインです。
格式あるワイナリーなのに、お値段なんと約1,000円。お安い!
最後は日本でもおなじみのチリワイン、コノスルの「コノスル・ピノ・ノワール・ビシクレタ・レゼルバ・2018」を試してみました。
ワインの種類や産地など、タイプの異なるワイン3本によるブラインドテストです。
果たしてワイン初心者は、熟成の違いを判別できるのでしょうか?
実際にブラインドテストをしてみました
テストの方法は、『Wake Up Wine』を使用したワインとそのままのワインを同じ種類のグラスに注ぎ、どちらがデキャンタージュしたものかをテスターである葡萄院駄目代が当てるというシンプルなものです。
『Wake Up Wine』を使用すると、ワインのタイプによっては泡が長く残り見た目だけで判別できてしまうことがあるため、デキャンタージュ後からは、駄目代の視覚からグラスを隠すという対策も実施しました。
もちろん、テイスティングも目はつぶったまま行います。
↑このような感じで、目を閉じて待機する駄目代にワイングラスを手渡していただいてテイスティングする形です。
文字通りのブラインドすぎる。
まずは「おたる・ナイヤガラ・2019」から。
実際にブラインドテストした感想はこちら!
この感想を記録した時点では、まだどちらがデキャンタージュしたワインかは伏せられています。
「おたる・ナイヤガラ・2019」1杯目の葡萄院駄目代の感想
巨峰やマスカットのような葡萄の香りが強めな中に、茎や葡萄の種のようなグリーンな印象もあります。
甘味がかなり強い印象ですが、酸味もしっかりしていて、全体的に濃い味わいですね。
最後にピリッとくるような酸味もあります。
「おたる・ナイヤガラ・2019」2杯目の葡萄院駄目代の感想
葡萄のフルーティな香りがやや控えめに感じられます。
とてもまろやかで甘く、酸味は穏やかかつ控えめ。
1杯目にはあった最後のピリッと感もなく、全体的にとても穏やかな印象です。
こちらが『Wake Up Wine』を使った方のワインですね!
全体的にまろやかかつ穏やかであるということを鍵に、2杯目のワインを『Wake Up Wine』を使用したものと判断した駄目代。
結果は……
正解!
Japan Dream Trading様から教えていただいた通り、確かに「おたる・ナイヤガラ・2019」は白ワインながら違いがはっきりと感じられました。
ちなみに、他の編集部員が飲み比べた感想は下記の通りでした。
マスカットの果肉や種の香りはデキャンタージュによる変化はあまり感じませんでした。
味は、デザート的な甘味がデキャンタージュによってやや柔らかくなり、トゲトゲしさが減ってより飲みやすくなったという印象です。
ワインの持つパワフルさや本来の風味が好みな方は、デキャンタージュしない方が良いかもしれません。
(葡萄院蛇子)
マスカットのような甘い香りは、デキャンタージュしてもそのまま。
デキャンタージュをすると、もともとまろやかでしっかりとした甘味が、よりまろやかで飲みやすくなります。
そのままではほんのりとした苦みが感じられましたが、デキャンタージュによってかなり薄くなるので、苦味が苦手な人は熟成させた方が良いかも。
(葡萄院冷庫)
ちなみに、ワインに合うおつまみラスク『ラスク・デュ・ヴァン』を一緒にいただいてみました。
こちらは、3種類のラスクのうち、「レモンバターとカルダモンのラスク」のほどよい酸味がワインの甘味と酸味とマッチ!
続けて、2本目の「ラ・ベリエール・2018」。
ボルドーワインということで、『Wake Up Wine』の熟成時間の早見表にあった「ブレンドワイン」の項目に従って10分デキャンタージュしてみました。
こちらも先ほどと同様、ブラインド状態で1杯ずつテイスティングしていきます。
「ラ・ベリエール・2018」1杯目の葡萄院駄目代の感想
アルコールのにおいの印象が強いですが、ベリー系のフルーティな香りです。
酸味がしっかりとしていて、シルキーなタンニンが感じられるジューシーな味わいです。
全体的にフレッシュ感があり、滑らかな印象。
後味にやや苦味があります。
「ラ・ベリエール・2018」2杯目の葡萄院駄目代の感想
とてもフローラルな香りで、アルコールのにおいはまったくありません。
とてもまろやかで、旨味があり、タンニンも円みがあります。
柔らかく上品な印象で、シルキーさは控えめ。
アルコールのにおいがないのとまろやかさが増していることから、こちらが『Wake Up Wine』を使った方のワインだと思います!
結果は……
こちらも正解!!
連続して正解してしまいました。
やっぱり、ワイン初心者にも判別できるほどに違いが出ています!
デキャンタージュによる味の違いは、気のせいではなさそうです!
なお、「ラ・ベリエール・2018」のデキャンタージュに関する編集部員の感想はこちらです。
デキャンタージュによって、非常にまろやかな味わいになり、もともとの味わいにあったカカオのようなビター感が控えめになります。
苦味が抑えられて飲みやすさは増していますが、複雑味が消えたのはちょっと残念……。
(葡萄院蛇子)
ベリー系の香りや、ややクセのある個性的な味わいの印象はそのままに、デキャンタージュによってトゲトゲしさがなくなり、渋味が少なくなったように思います。
(葡萄院冷庫)
「ラ・ベリエール・2018」と「ラスク・デュ・ヴァン」では、「フライドオニオンとゲランドの塩のラスク」がぴったり。
また、意外にも、「レモンバターとカルダモンのラスク」も相性が良く感じられました。
「ラスク・デュ・ヴァン」はこちらで購入できます >>
最後に、3本目の「コノスル・ピノ・ノワール・ビシクレタ・レゼルバ・2018」もテイスティング。
こちらは5分デキャンタージュしてみました。
「コノスル・ピノ・ノワール・ビシクレタ・レゼルバ・2018」1杯目の葡萄院駄目代の感想
チャーミングなベリー香で、甘さを予感する香りです。
穏やかな果実味に溶け込んだタンニンがあり、ほどよい酸味とコクがバランスよく調和しています。
「コノスル・ピノ・ノワール・ビシクレタ・レゼルバ・2018」2杯目の葡萄院駄目代の感想
ベリー類の香りにミネラル感のある香りも感じられます。
フレッシュな酸味と果実味で、後付けのような渋みがあり、コクは少し感じられます。
飲み比べた結果、「1杯目が『Wake Up Wine』を使った方のワイン」と結論した駄目代。
結果は……
正解!!!
なんと、全問正解です!
やはり、ワイン初心者にもデキャンタージュによる変化は「気のせい」ではなくはっきりと判別できると考えて良さそうです!
葡萄院蛇子姉さんによる感想は以下のとおりです。
(冷庫ちゃんは3本目はお休み)
旨味がよりアップしています!
フルーティで非常に美味しくなっていて、こちらはデキャンタージュがかなりオススメです!
(葡萄院蛇子)
蛇子姉さんも大絶賛。
『Wake Up Wine』は、安旨ワインととても相性が良いのかもしれません!
ちなみに、「コノスル・ピノ・ノワール・ビシクレタ・レゼルバ・2018」は、「ラスク・デュ・ヴァン」の「フライドオニオンとゲランドの塩のラスク」がベストマッチでした!
「ラスク・デュ・ヴァン」はこちらで購入できます >>
結論!ワイン初心者にも、デキャンタージュによる味わいの変化ははっきり判別できる!
そんな訳で、『Wake Up Wine』による変化は気のせいではないか?という疑惑は払拭できました!
お店でビールを飲みながら「このお店、ハートランドが注文できるんですね!次の1杯はハートランドお願いします!」と言い放って店員さんに「今飲んでいらっしゃるのがハートランドですが……」と困惑させた伝説のある葡萄院駄目代のようなダメ舌でもちゃんと判別できるほどに、まろやかさや円みを持った味わいへと変化しています。
デイリーワインをもっと美味しく楽しみたい方に、『Wake Up Wine』はオススメです。
また、今回のブラインドテストがなかなか楽しかったので、ホームパーティの企画にも使えそうです。
『Wake Up Wine』を購入するには
『Wake Up Wine』は、アメリカのWAKE UP WINE社が開発したデキャンタ製品。
主にアメリカやヨーロッパで販売されていましたが、日本では、Japan Dream Trading社が正規代理店としてクラウドファンディングサービスMakuakeにて取り扱いしています。
お得な2セット販売なども展開されています。
Makuakeでのプロジェクト終了日は2020年8月30日。
▼ 僅か3分でプロの技を再現した技術。有名ソムリエが唸った瞬間スマート熟成デキャンタ《Makuake》
https://www.makuake.com/project/wake_up_wine/
[協力]
Japan Dream Trading
【スワロフスキー社製クリスタル】スワロフスキー社製グラスマーカーハート6pcセット
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