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ワインの2014年国内シェア、メルシャン首位
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日経産業新聞の2014年日本国内シェア調査が2015年7月27日に発表された。
各種分野のシェアが発表される中、ワインではメルシャンが18.2%で1位に輝いた。前年比の0.5%増となる。
続く2位はサントリーワインインターナショナルの15.1%。こちらは前年比0.3%減となった。
3位のアサヒビールは6%で、前年比1.1%増と伸び率は上位2社を上回った。
近年は、ワインの需要自体が拡大傾向にあることから、ワイン販売に力を入れ始めた企業も増加している。
南米産などの安い輸入品が増えたこともあり、ビールなどに代わる食中酒としても愛飲されるようになってきたことなどが要因に挙げられる。
1位のメルシャンは、720mlで400円程度の安価なチリ産や国産ブランドの品揃えを拡充したことが功を奏した。
2位のサントリーワインインターナショナルや3位のアサヒビールなども輸入品を中心に品揃えを充実させており、各社のシェア争いが激化している。
企業名 | シェア(%) | 前年比(%) | |
1位 | メルシャン | 18.2 | (0.5) |
2位 | サントリーワインインターナショナル | 15.1 | (-0.3) |
3位 | アサヒビール | 6.0 | (1.1) |
4位 | サッポロビール | 4.8 | (0.1) |
5位 | キッコーマン | 2.0 | (-0.1) |
国内販売量(課税・通関ベース) 32万6844kl(0.2%増)
出所 : 日経推定
2015/7/27 日経産業新聞より引用。
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[各社の主な取扱ワイン]
■メルシャン
カッシェロ・デル・ディアブロ シリーズ
■サントリーワインインターナショナル
サンタ バイ サンタカロリーナ シリーズ
■アサヒビール
アルパカ シリーズ
■サッポロビール
イエローテイル シリーズ
■キッコーマン
ソラリス シリーズ
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やはりというか、メルシャンが首位ですねー。
アサヒビールが1.1%シェア増とダントツの伸び率となっているのが、近年のワイン市場のシェア争いの激化を物語る気がしました。
先般も「新商品相次ぐチリ産ワイン、人気急上昇」というニュースを取り上げましたが、チリ産などの低価格帯ワインがどんどん市場に増えていることもまた、シェア争い激化の一因となっている模様です。
消費者としては、美味しくコストパフォーマンスの高いワインがどんどん増えてくれることはとてもありがたいですねー。