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ドローンを葡萄栽培に活用
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2015年8月24日、セキュアドローン協議会は北海道での稲作やワイン用葡萄栽培へのドローン活用の実証実験に取り組む旨を発表した。
セキュアドローン協議会は、小型無人飛行機「ドローン」の活用促進を目指す団体。
ドローンの飛行や通信の安全性向上を目指し、ソフトバンク・テクノロジー株式会社や株式会社ユビキタスなど数社が2015年6月に設立した。
北海道にて2016年4月から開始する前述の実験では、ドローンの自律航行の精度向上、ドローン本体の機器認証と安全なデータ通信の実証、精密農業に向けたセンシングおよび分析手法の確立を目的としている。
初年度は空撮画像の蓄積や自動航行システムの構築、飛行経路の指示と撮影データの確認をクラウド経由で行うシステムの構築を進める。
ワイン用葡萄栽培については、北海道東川町で実験する。
ドローンを自動航行させて葡萄の木1本ずつの静止画を撮影し、葉の変色や房の数、葉の密集度などを定点観測する。
温度や照度、二酸化炭素濃度などのデータとも照合し、病虫害の早期発見などにつなげる。
稲作での実験は、北海道旭川市で行う。
一週間に1回の頻度で水田をドローンで空撮し、病虫害を早期発見や、葉の色に合わせて肥料を与えたりできるようにする。
今回の実証実験を基とし、ドローンを活用した農作物栽培を数年後には実用化する考えだ。
2015/8/25 日本経済新聞より引用。
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ドローンによって空撮が非常に安価に行えるようになったことで、いろいろな可能性が広がったなあと個人的に喜んでいたのですが、農業への活用というのは想像していなかったので面白く感じます。
イタズラや犯罪に使われてしまったことで悪印象がついてしまったきらいがありますが、本来は人間の仕事や生活にとても役立つ製品だと思うので、ぜひ浸透していってほしい技術だなあと思います……。