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古代から愛される『モルドバワイン』─隠れたワイン名産地モルドバをご存知ですか?

[公開日] 2022年03月07日
[最終更新日] 2024年06月21日

古代から愛される『モルドバワイン』─隠れたワイン名産地モルドバをご存知ですか?

隠れたワイン名産地、モルドバ共和国
5000年前から今に続く、ヨーロッパやロシアで愛されてきたモルドバワインとは

東ヨーロッパに位置するモルドバ共和国。
国の名前は知っていても、モルドバ産ワインに触れたことのある方は、日本ではまだ少ないのではないでしょうか。
古代から愛される『モルドバワイン』隠れたワイン名産地モルドバをご存知ですか?ルーマニアとウクライナの間にあり、かつては旧ソビエト連邦の構成国のひとつであったモルドバ共和国は、1991年に独立した若い国家ですが、その文化の歴史は長く、5000年も前からワイン造りが盛んだったという、知る人ぞ知るワイン名産国です。
古くはベッサラビアと呼ばれていたモルドバで生産されるワインは、東欧の周辺国だけでなく、ロシア帝国やヨーロッパの貴族たちにも愛飲されていました。

古代から愛される『モルドバワイン』─隠れたワイン名産地モルドバをご存知ですか?

日本ではまだ珍しいモルドバワインの歴史と魅力、そしてオススメのモルドバワインをご紹介致します!

《目次》
▼ ワイン造りと密接なモルドバの歴史と文化
▼ 肥沃な黒土と朝晩で寒暖差のある乾いた気候から生まれるモルドバワイン
▼ モルドバの注目ワイナリー「マウルト・ワイナリー」

ワイン造りと密接なモルドバの歴史と文化

かつて旧ソ連構成国だったモルドバ共和国は、古代ダキア人と呼ばれる民族からその文化を受け継いでいます。
ダキア人が生活するモルドバ平原にローマからの入植者が加わり、中世期にはモルダヴィア公国の一部として発展した後、16世紀にオスマン帝国の属国となりましたが、その支配は部分的なものであったため、文化的特色は守られ続けていました。
ロシアに近いエリアであることから、スラヴ系の文化と誤解されることが多いモルドバですが、モルドバ語はルーマニア語に非常に似ていることからも示されるように、ルーマニアと同じくラテン系の文化です。
モルドバでは、ダキア人の時代から葡萄栽培が行われていたと考えられており、非常に古い時代からワイン造りが活発に行われてきた地域と言われています。

その後、中世時代となる15世紀頃には、モルダヴィア公国のシュテファン3世がワイン生産を奨励したことで、モルドバにおけるワイン生産は大きく発展し、ポーランドやウクライナ、ロシアといった近隣国への主要な輸出品のひとつにワインが挙がるほどの、東欧におけるワイン銘醸地となりました。

16世紀に入り、オスマン帝国の支配下となった時代のワイン造りは下火となったものの、ワインが暮らしに深く根差していたモルドバでは、各家庭でワインの醸造を続け、自家製ワインが愛飲されました。
現代でも、モルドバでは自家製ワインの醸造が認められており、地下にカーヴを持つ戸建住宅が多いなど、ワインは現代モルドバ人の暮らしにも欠かせないものとなっているそうです。

19世紀に入り、ロシア帝国の所領となったモルドバは、そのワイン生産に適した環境条件が注目され、再びワイン生産が盛んとなりました。
ロシア帝国内でも最多の生産量を誇るワイン生産地となり、フランスからピノ・ノワールなど現在の国際品種の葡萄が持ち込まれるなど、そのワイン造りにおいても新たな展開を迎えます。
パリの国際品評会にて金メダルを獲得した「ネグル・デェ・プルカリ」の登場で、モルドバワインへの注目が高まり、ロシアやヨーロッパの宮廷での御用達ワインにも含まれるようにもなりました。

ロシア帝国の崩壊に次いでソビエト連邦が誕生し、その構成国のひとつとなった後にもワイン生産は続けられましたが、1980年にはゴルバチョフ書記長が発令したアルコール禁止令により、モルドバのワイン産業は大きな打撃を受けてしまいました。
その後、1991年にモルドバ共和国として独立を果たし、モルドバワインは再び息を吹き返します。

現在のモルドバのワイン業界は、国内のワイン法の改正や、地理的表示や原産地呼称に関する法律が成立するなど、ワイン造りの近代化や高品質ワインの生産に向けた動きが強化されており、ヨーロッパやアメリカ、中国など世界各国へのワイン輸出も大きく増加しています。
モルドバは、今後ますます、品質や個性を重視したワインが増えていくことが期待される、注目のワイン銘醸国と言えるでしょう。

古代から愛される『モルドバワイン』隠れたワイン名産地モルドバをご存知ですか?

肥沃な黒土と朝晩で寒暖差のある乾いた気候から生まれるモルドバワイン

ロシア貴族たちからワイン生産に適した土地として重視されていたベッサラビア地方(現在のモルドバ共和国)。
ドニエストル川とプルート川の2つの川に挟まれた温暖な地域で、朝晩の気温差が大きく、雨が少なく乾燥した気候と肥沃な黒土と、葡萄栽培における好条件に恵まれています。
日本と同様、四季のある気候ですが、冬は短く夏は長いという点も、葡萄栽培には理想的。

古代から愛される『モルドバワイン』隠れたワイン名産地モルドバをご存知ですか?

現在のモルドバでは、栽培されている葡萄の約7割を国際品種が占めており、固有品種は少なめ。
また、黒葡萄と白葡萄の割合は、黒葡萄3:白葡萄7となっています。

モルドバワインの味わいの特徴としては、赤ワインと白ワインともに優しくフルーティな傾向があります。
赤ワインは、タンニンは柔らかく控えめで、軽快な口当たりが楽しめます。
白ワインも、穏やかな酸味を持った味わいです。
素材を活かした味付けが多いモルドバ料理によく合う、あっさりと楽しめるワインが多いようです。
日本の家庭料理にも合わせやすいワインかも?

モルドバの注目ワイナリー「マウルト・ワイナリー」

モルドバワインの注目の生産者のひとつ、「Maurt Winery(マウルト・ワイナリー)」をご紹介します。

古代から愛される『モルドバワイン』隠れたワイン名産地モルドバをご存知ですか?

1996年に設立したマウルト・ワイナリーは、年間500万本以上の生産キャパシティを持つ、比較的新しいながらも人気のワイナリーです。
高品質なワインをお手頃価格でリリースする造り手で、ISO認証を取得するなど、品質管理の向上に積極的に取り組んでいます。

古代から愛される『モルドバワイン』隠れたワイン名産地モルドバをご存知ですか?

マウルト・ワイナリーが手掛けるワインの中でも、特にこだわり抜いているのが「Aurelius(オーレリアス)」シリーズ。
愛らしく高級感のあるボトルデザインも魅力的なスパークリングワインです。
専属のワイン(醸造)学者(オノロジスト)や独自の技術を有する小さな醸造所で、自社の葡萄園から収穫した果実のみ用いて造られており、最大生産量は100,000本と、限られた生産量のプレミアムライン。
葡萄は全て丁寧に手作業で収穫・選別された後、発酵の工程でも最高級かつ高価な材料のみを使用するなど、妥協を許さないワイン造りが、オーレリアスシリーズの繊細でエレガントな味わいを実現しています。
厳しいチェックを通過できた最高品質のワインのみがボトリングされる、マウルト・ワイナリーが誇るシリーズです。

オーレリアス・シリーズ

オーレリアス・マスカット・ドルチェ
オーレリアス・マスカット・ドルチェ

オーレリアス・ブリュット・ロゼ
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オーレリアス・グレーラ・ブリュット
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オーレリアス・カベルネ・ソーヴィニヨン/メルロー・2015

バッチオ・ディ・ボーレ・シリーズ

バッチオ・ディ・ボーレ・ホワイトモスカート・ドルチェ
バッチオ・ディ・ボーレ・ホワイトモスカート・ドルチェ

バッチオ・ディ・ボーレ・グランデ・キュヴェ・ブリュット
バッチオ・ディ・ボーレ・グランデ・キュヴェ・ブリュット

[提供・協力] 株式会社ファーストインターナショナル
https://firstintl.co.jp/products_sparkling-wine.html

本記事は、株式会社ファーストインターナショナル様によるご提供でお送りしております。

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オーレリアス・マスカット・ドルチェ

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オーレリアス・ブリュット・ロゼ

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オーレリアス・グレーラ・ブリュット

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オーレリアス・カベルネ・ソーヴィニヨン/メルロー・2015

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バッチオ・ディ・ボーレ・グランデ・キュヴェ・ブリュット

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この記事を書いたメンバー

葡萄院駄目代

ワインを飲むと大変なことになるので避けて生きてきたが、最近ワイン下戸を克服中。 たまに「やっぱダメだった」と泣きながらトイレにこもる羽目に陥っている。 好きなワインのタイプ ミディアムボディ、スッキリ系の赤ワイン。 イタリアのキャンティのような、飲みごたえがありつつも重すぎないタイプも好き。 白ならドイツワイン系。 スパークリングワインなら、爽やかな甘味のあるタイプが好き。

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