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ワインLOVER注目の生産国、1位は「日本」!
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全国のワイン好きが注目するワイン生産国の1位はなんと日本。
2015年10月29日、メルシャン株式会社(東京都・中野区)が行った「日本ワインの注目度に関する意識調査」の結果が発表されました。
1ヶ月にワインを1回以上飲み、かつ1,000円以上のワインを買う人を「ワイン好き」とし、全国の男女416名の「ワイン好き」を対象に、インターネットにて調査したものです。
それによると、ワイン愛好者が注目する生産国の1位は日本。
(生産国とは、葡萄の生産、醸造、瓶詰め、すべて一貫して行われている国とする)
また、日本ワインに対する興味について、「非常に興味がある」「やや興味がある」と回答したのは全体の88.7%と、高い割合が示されました。
さらに、日本ワインを購入したいかどうかについても、「非常に購入したい」「やや購入したい」という回答が86.7%で、購入意欲もまた高い割合を占めています。
購入したい理由の上位は「日本産のぶどうを使ったワインを飲みたいから(78.1%)」「おいしいから(39.3%)」「ぶどう作りにこだわりを持っているから(29.1%)」。
日本産の葡萄とワインの品質に対して、高い信頼が寄せられているように感じられます。
さらに続く理由として、「よい製品を造りつづけるため、新しいことに挑戦し続けているから(22.4%)」というものもあり、日本の生産者の努力への評価も高いことが伺えます。
また、「日本ワインの価値を高めたいから(26.6%)」という、国産品を応援したいという意図で購入する人も多いようです。
さらに、日本ワインの購入に関する調査では、1本あたりの価格について、5人に1人(20.5%)が「5,000円以上」と回答。
普段飲むお気に入りのワインの購入価格が「5,000円以上」と回答した人の割合は12%であったことと比較すると、同価格帯ワインの購入人数という観点では、日本ワインの方が8.5ポイント高い結果となりました。
日本ワインは、より高価格帯が選ばれる傾向にあると考えられます。
そして、どの国で生産(葡萄の生産、醸造、瓶詰め、すべてが同じ国で行われていること)されたワインを飲みたいか、との質問に対して、「日本」と回答した割合は80.5%。
オールドワールド、ニューワールドを抑えてのトップとなりました。
ちなみに、2位は「イタリア(62.5%)」、3位は「フランス(62.3%)」です。
さらに、手土産として購入するワインについては、半数以上(55.8%)が日本ワインを選びたいと考えていることが明らかになりました。
「日本ワインの注目度に関する意識調査」は、「シャトー・メルシャン」のハイクラス商品である「桔梗ヶ原メルロー」が初ビンテージから30周年を迎えたことを記念して行われたもの。
全国のワイン愛好者の中で、日本ワインが高い評価を得ていることがわかる、興味深い結果となりました。
ワインは今や、特別なシーンを演出したり一部の間でマニアックに愛されるだけのものではなく、日常的に親しまれるものとなってきました。
それに伴い、日本ワインもデイリーに楽しめるものから高級品まで、様々なブランドが増え続けています。
日本国内だけでなく、海外からも興味を持ってもらえるよう、これからも日本ワインの品質を高めていっていただきたい……と日本ワイナリーの皆様にはますます期待です。
日本におけるカレーやラーメンみたいな魔改造もちょっと個人的に期待しています。まる。
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