知ってる?ワイン話
~『神の雫』でワインを学ぶ~ 第1回「デカンタージュとは?」
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こんにちは、葡萄院冷庫です。
当サイトでも何回か取り上げてきた漫画『神の雫』。
ワインのことを楽しく学べるのでオススメの作品です♪
さて、今回は『神の雫』1話で取り上げられている「デカンタージュ」について学びたいと思います。
1話では、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティの「リシュブール」をデカンタージュするシーンがあります。
デカンタージュ、聞き慣れない言葉ですね。
「デカンタージュ」とは、澱(おり)とワインを分ける為に、ワインをデカンタに移し替えることを言います。
デキャンタージュと表現されることもありますよね。
では、澱(おり)とはなんでしょう。
澱とはワインに出来る沈殿物のことで、タンニンやポリフェノール等が結合して出来たもの。
赤ワインを長期熟成した場合に現れます。
つまり、高級なワインほど澱が溜まっている場合があるんですね。
この澱は苦味が強いので、デカンタージュをして取り除く必要があります。
また、デカンタージュには、
ワインを空気に触れさせることで、ワインの香りを目覚めさせる効果もあります。
「ワインを開かせる」とも表現されます。
古いワインを飲む時にはデカンタージュしたほうが美味しく飲める場合がありますので、
試してみてはいかがでしょう?
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