もっと知ってもっと楽しむ!ワイン情報サイト「みんなのワイン」

  • 「みんなのワイン」とは
  • お問い合わせ

みんなのワイン

CATEGORY

  • おうちでワイン
  • おでかけワイン
  • ワインNEWS
  • 知ってる?ワイン話
  • ワインデータベース

産地や品種など
条件でワインを探す

※当サイトのコンテンツにはプロモーションが含まれています。

  • ホーム
  • ワインNEWS
  • インドで高まるワイン人気、ワインツーリズム

ワインNEWS

インドで高まるワイン人気、ワインツーリズム

[公開日] 2015年11月12日
[最終更新日] 2016年09月30日

ニューワールド

インドで高まるワイン人気、ワインツーリズム

ldquo
つい最近まで、人前での飲酒がタブーであったインド。
そのインドで今、ワインツーリズムの人気が急速に上昇しており、注目を浴びている。

インドには現在90軒以上のワイナリーがあり、その最大手であるスラ・ビンヤーズでは、ナーシク市に全35室のホテルを含むリゾート施設を建設した。
その一帯はインドワイン全体の75%を産出する、インドワインの中心地だ。
スラでは、醸造施設の見学はもちろん、広々としたテイスティング・ルームで、同社のワインを試飲できる。
また、ビジターセンターや土産物店、スパに高級レストランなども隣接している。

スラを創設したラジーブ・サマント氏は、米スタンフォード大学の卒業生で、シリコンバレーでの勤務経験も持つ人物。
1999年の設立以来、インドのワイン市場の60%のシェアを握る同ワイナリーには、毎年約2万人の観光客が訪れる。
「現代の進歩的なインド人は、旅行先で色々な美味しい物を食べて舌が肥えており、ワインへの関心も高い」と語るサマント氏は「インドのようなワイン新興国においてこそ、ワイン初心者にワインの楽しさを教えられるワインツーリズムの推進が重要だ」と、ワインツーリズムの狙いも語った。
スラと同じマハーラーシュトラ州のヨーク・ワイナリーやフラテッリ・ワインズ、フォーシーズンズをはじめ、カルナータカ州のヘリテージやアルパイン、グローバー・ザンパなどのワイナリーも、観光客の誘致に意欲的だ。

インドの平均的なワイナリーツアーの料金は、テイスティング代も含めて1人平均25ドル。
カップル向けのパック(約150ドル)や、団体向けの貸切プランもあり、様々なニーズに応えている。

インドでのワインツーリズム人気について、専門家は、インド人のライフスタイルの変化が要因であると分析している。
西洋文化からの影響が大きく、また、ワインを好む女性の社会的・経済的地位の向上も一因とも指摘する。

近年、ワインツーリズムがもたらす経済効果に気づいた各州政府は、ワインツーリズムの推進に注力し始めた。
マハーラーシュトラ州では、ワインの醸造や小売などにはそれぞれに異なる免許を別々に取得しなければならなかったが、現在では同時取得が可能になっている。

その一方、課題もある。
宿泊施設が不足していることや、ワイン取引関連の法律や取引慣行の複雑さがワインツーリズム推進の妨げとなっている。
さらに、市場での競争が欠如していることも問題視される。
インドのワイン市場は、少数の業者が全体の8割を支配する寡占状態にあると専門家は指摘する。

マハーラーシュトラ州のワインコンサルタントは、政府はワインの生産拡大や品質向上、投資奨励に向けた施策を打ち出しており、「成功すれば、雇用拡大や周辺産業の育成、そして政府にとって貴重な外貨獲得につながる」と語る。

2015/11/11 日経産業新聞より引用。

ldquo

インドでワインを作ってたんですか?!……というのが私の第一声だったのですが、近年、ワイン市場ではインドワインへの注目が高まっている模様です。知らなかった……。
特に、上記記事でも取り上げられているスラ・ヴィンヤーズは、複数の一流レストランでワインリストに入れられているほか、ワイン・スペクテーター誌でも特集されるなど、物珍しさだけでなく品質で高い評価を得ているワイナリーでした。
ワイナリーのクオリティの高さに加え、インド国内でもワイン愛好家が増えていること、また西洋的なライフスタイルへの変化など、様々な要因がワインツーリズム人気につながっているようですが、この経済的なチャンスを各州政府が生かせるかどうか、同じワイン後進国である日本としても気になるところですね……。

記事内の商品またはサービスに関する価格や消費税表記は記事公開当時のものです。
現在の価格と異なる、もしくは取り扱いが終了している可能性がありますのでご注意ください。

この記事のあとによく読まれています

  • 北海道、ワイン用葡萄苗木生産者の育成に乗り出す
    北海道、ワイン用葡萄苗木生産者の育成に乗り出す
  • 2016年大予想!ワインに関するアレコレ
    2016年大予想!ワインに関するアレコレ

この記事を書いたメンバー

葡萄院駄目代

ワインを飲むと大変なことになるので避けて生きてきたが、最近ワイン下戸を克服中。 たまに「やっぱダメだった」と泣きながらトイレにこもる羽目に陥っている。 好きなワインのタイプ ミディアムボディ、スッキリ系の赤ワイン。 イタリアのキャンティのような、飲みごたえがありつつも重すぎないタイプも好き。 白ならドイツワイン系。 スパークリングワインなら、爽やかな甘味のあるタイプが好き。

葡萄院駄目代の記事一覧

関連キーワード

ニューワールド
この記事をXにポストする
シェア
  • << 超薄手!ワインボトルストッパー「Wine Condoms」
  • 一覧に戻る
  • 「勝沼のあわ 2014」、香港インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティションにて金賞受賞! >>

ワインデータベース

現在の登録件数

2974件

SEARCH

タイプ
産地
葡萄品種

ワインデータ一覧

KEYWORDS

  • 黒ワイン
  • 復興支援
  • オレンジワイン
  • 資格取得
  • ボジョレー・ヌーヴォー
  • カヴァ
  • 高額ワイン
  • ポートワイン
  • トレジャー・ハンティング
  • 神の雫
  • コンビニ
  • ニューワールド
  • やってみた
  • ワインアイテム
  • ワインのおつまみ
  • スーパートスカーナ
  • オークションチャレンジ
  • 期間限定
  • イベント
  • 日本ワイン
  • プレゼント
  • 低アルコール
  • オススメの1本
  • 青ワイン

FOLLOW US

  • 「みんなのワイン」とは
  • 運営者情報
  • メンバー
  • お問い合わせ
  • プライバシーポリシー
  • 「みんなのワイン」公式LINEスタンプ
  • おうちでワイン
  • おでかけワイン
  • ワインNEWS
  • 知ってる?ワイン話
  • もう迷わない!プロが実践するワイン選びのコツ
  • 月の港に続く道
  • 神の雫でワインを学ぶ
  • 初心者も3分でわかる!ワイン用語集
  • ワインデータ一覧
  • 産地や品種、キーワードなどでワインを探す
  • ワインデータベースへの投稿
  • 広告掲載、記事掲載を依頼する
© SystemEight All Rights Reserved.