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世界のワイン生産量が60年ぶりに低水準に…2023年暫定予想
[公開日]
2023年の世界のワイン生産量は過去60年で最低になるとOIVが暫定予想を発表
国際ブドウ・ワイン機構(OIV)が、2023年の世界のワイン生産量は過去60年で最低になるとの暫定予想を2023年11月7日に発表したとロイター通信が報じました。
南半球と一部欧州産地の不作が要因と考えられているそうです。
OIVは、マスト(発酵直前の醸造原料、果もろみ)と果汁を除く今年の世界ワイン生産量を2億4170万─2億4660万ヘクトリットル、ミッドレンジは2億4410万ヘクトリットルと予想した。
昨年を7%下回るほか、1961年の2億1400万ヘクトリットル以来の低水準となる。
1ヘクトリットルは標準のワインボトル133本分に相当する。
特にイタリアのワイン生産は12%減の4400万ヘクトリットルと17年以来の低水準となり、世界最大の生産国から転落する見込み。9年ぶりにフランスとトップが入れ替わるとみられる。
2023/11/08 ロイター 公式サイト記事( https://jp.reuters.com/life/VZIPE23GANPUDOJT4MSMU33IXA-2023-11-08/ )より引用。
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『やまなしワイン × LUMINE AGRI MARCHE 2023』にてお話を伺ったシャトージュンの道間通雄氏からも、日本国内で栽培されるワイン用葡萄品種にも温暖化の影響で変化が生じており、従来は冷涼な環境での栽培に適した品種が中心だった地域でも、温暖な環境に適した品種の栽培が増えつつあるとお聞きしました。
世界各国で起きているこうした状況も、ワイン生産量に影響していることが考えられそうです。
大地の恵みであるワインをこれからも楽しむためには、我々消費者も温暖化対策を意識した生活習慣を意識していく必要があるのかもしれません……。