初心者でも3分でわかる!ワイン用語集
DOCG(Denominazione di Origine Controllata e Garantita)
[公開日]
イタリアワインの最高品質を証明するお墨付き
「DOCG」は、Denominazione di Origine Controllata e Garantita(デノミナツィオーネ・ディ・オリジネ・コントロッラータ・エ・ガランティータ)の略で、イタリアのワインにおける「統制保証原産地呼称」です。
特定の産地や葡萄品種、収穫量やアルコール度数、熟成期間などの厳格な基準をクリアしたワインにのみ与えられる品質保証です。
DOCGは、バローロやアマローネといったイタリアを代表する高級ワインが属しており、ワインボトルの首の部分に巻かれた紙のラベルで示されています。
【初心者でもすぐわかる】イタリアワインにおける最高ランク
イタリアワインのDOCGは、地域の特産品として厳しい基準で品質管理されたものにのみ与えられる称号です。
イタリアワインの格付けの最上位となるクラスで、わずかな銘柄にしか与えられていません。
DOCGは、イタリアの各地域の土着品種、また伝統的な栽培方法や醸造手法といったイタリアワインの文化を守るため、1980年に導入されました。
なお、イタリアワインの格付けは、4つのクラスが設けられています。
下から順に、「Vino da Tavola(ヴィーノ・ダ・ターヴォラ)」、「Vino a Indicazione Geografica Protetta(ヴィーノ・ダ・ターヴォラ・インディカツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ)」「Denominazione di Origine Controllata(デノミナツィオーネ・ディ・オリジネ・コントロッラータ)」となっており、DOCGはその最高位です。
DOCGワインは、品質保証の「お墨付き」とも言える存在です。
イタリアを代表するワインであるバローロやアマローネなどがこのクラスに属しており、認定を受けるには長い歴史と地域の伝統を守り続けることが求められ、これがDOCGワインの味わいを高品質に保っています。
DOCGワインに認定されるためには、10年以上DOCの認定を受けた実績が必要です。
現地でも入手困難なレアな銘柄も多くあり、飲む価値のある一杯を見つけたい方には、DOCGワインはぴったりの選択肢です。
イタリアの地域文化と職人の技術が詰まったDOCGワインは、ワイン初心者でも特別な一杯を味わえる安心の証としておすすめです。
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