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真空の力でワインの風味をガードする!ワイン専用真空パウチ『Vie-de Vin』
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開栓後のワインの味や香りが1ヶ月以上変わらない!?ワイン専用真空パウチ『Vie-de Vin(ヴィドヴァン)』登場
ボトルを開封した後、飲み切れなかったワインの風味をキープしたい……ワインラヴァーにはおなじみのお悩みですよね。
ワインボトルから空気を抜くタイプのアイテムや、ボトル内にガスを封入してワイン酸化を防ぐアイテム、ボトルの封にニードルを差し込んで外気に触れさせないままワインを抽出するアイテムなどなど、ボトルワインの風味をガードするためのアイテムにも、いろいろなものが存在します。
そんな中、新しいタイプのワイン保存用アイテムが登場しました!
2024年11月21日から発売された、ワイン専用真空パウチ「時を止める、超高真空 “Vie-de Vin”(ヴィドヴァン)」。
なんと、真空のパウチに封じ込めることでワインの風味をキープするというアイテムです。
『Vie-de Vin』は、超高真空特許技術を持つ株式会社インターホールディングスから発売された、ワイン専用の真空パウチです。
ワインを含む飲料用パウチ商品は既に市場に存在していますが、『Vie-de Vin』がワイン保存に強みを発揮する理由は、真空率99.5%という技術です。
酸素に触れることで変化していくワインを、高い真空率がガードしてくれるというわけです。
株式会社味香り戦略研究所(※1)による計測では、常温保存・冷蔵保存ともに1ヶ月時点では味の変化はないというデータが取得されました。
調査機関:株式会社味香り戦略研究所 調査時期:2022年12月~2023年1月測定分(※2)
ワインを真空パウチに入れた後は、上部に残った空気を手で押し出すだけで簡単に真空状態を作り出すことができ、封入したワインは1ヶ月以上風味がキープされるという嬉しいアイテム。
しかも、真空パウチはリユースが可能となっている点もエコロジーです。
ボトルよりも軽く持ち運べるようになるため、アウトドアにワインを持参する際にも活躍すること間違いなしです。
また、封をしっかりすることでこぼれる心配もないので、ワイン仲間とシェアし合うのにも便利です。
真空化する装置も不要でパウチのみのコンパクトさに加え、価格もリーズナブル。
ワインボトルをなかなか飲み切れずにお困りの方、お気に入りワインをゆっくりと楽しみたい方、ワイン専用真空パウチ「時を止める、超高真空 “Vie-de Vin”」を試してみてはいかがでしょうか?
※1 食品の「味」を数値化する手法を用いて味をわかりやすく表現し、12万件を超える味覚データベースを基軸に食にまつわるコンサルティングサービスを展開する企業。
※2 数値差1.0以上の差が大多数の人間が有意に差を感じる値
『Vie-de Vin』商品概要
お気に入りのワインを少しずつ楽しみたい、アウトドアでの持ち運びに、ボトルだと置き場に困る、ワイン仲間と手軽にシェアし合いたい……そんなニーズにも応えるワイン専用真空パウチです。
また、飲食店でのグラスワイン展開の拡大にも。
■商品名:Vie-de Vin (ヴィドヴァン)
■容量:750ml ※今後、様々なサイズを開発予定
■価格:2,200円(税込)
■URL:https://www.inter-hs.com/vie-devin
『Vie-de Vin』クラウドファンディング開始
ワイン専用真空パウチ『Vie-de Vin』が、クラウドファンディングにて限定価格で販売スタートしました。
クラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」にて、2025年2月末までの期間限定プロジェクトが展開されており、『Vie-de Vin』をセットでお得に購入できるほか、ここでしか手に入らない限定アイテムのリターンなどが用意されています。
特にお得な早割プランは少数限定のため、気になる方は今すぐプロジェクトページをチェックしてみてください。
▼ ワインの味が1ヶ月変わらない!真空特許技術のワイン保存パウチ、限定価格で発売!(CAMPFIRE)
https://camp-fire.jp/projects/816835/view
「みんなのワイン」編集部が『Vie-de Vin』を使ってみました
「みんなのワイン」編集部で、『Vie-de Vin』を使用させていただきました!
赤ワインと白ワインとで、それぞれ3週間の間、「ボトルで保存」「『Vie-de Vin』で保存」に分けて同じ環境で保存し、風味の変化を観測しました。
1周間ごとにテイスティングして、風味の違いを確認しつつ、4週間目で未開封のワインと比較することで総合的に確認する……という形をとりました。
検証に使用したワインは、「デ・ボルトリ・DB・シラーズ・カベルネ・2022」と「ジェイコブス・クリーク・リースリング・2024」。
各ワインとも、ボトルを2本用意して、片方は『Vie-de Vin』に半分ほど移し替え、片方は4週間後まで開封しないまま保管します。
各ワインの開封時の味わいは、ワインデータベースにて詳しくご紹介しております!
まずは『Vie-de Vin』にワインを移してみる
まずは、ご提供いただいた『Vie-de Vin』にワインを移します。
『Vie-de Vin』が深みのある緑色なので、明るい色の敷布で外観をわかりやすくご紹介しよう……と思ったのですが、手元にゴールドの布しかなく、無駄にゴージャスな写真になってしまいました。
この緑色は、長熟タイプのワインのボトルが暗緑色をしているのと同様に、紫外線を防ぐためのものかな?と思いつつ撮影していました。
マチがついた形状となっており、液体が入ることで立てて保管することができるようにもなっているようです。
まずは真空キャップをはずし、ワインを注ぎます。
真空キャップはとても簡単に外せるので、握力の強い人をアサインしたりキャップオープナーを用意したりする必要はありません。
ワインを注いだ後は、自立します。
この後、真空キャップを装着し直して、袋部分を押し込んで空気を抜きます。
『Vie-de Vin』にワインを移した後は、未開封のボトルと開封ボトル、『Vie-de Vin』を全部、同じ場所に保管しました。
今回はまだ春先の肌寒い季節ということもあり、食品庫にまとめて安置しました。
次に会うのは1週間後ということで、お休みなさ~い。
1週間目の開封ボトルと『Vie-de Vin』の比較
「デ・ボルトリ・DB・シラーズ・カベルネ・2022」、「ジェイコブス・クリーク・リースリング・2024」ともに、左側が開封ボトルから注いだグラス、右側が『Vie-de Vin』から注いだグラスです。
開封ボトル | 『Vie-de Vin』 | |
---|---|---|
デ・ボルトリ・DB・シラーズ・カベルネ・2022 | 当初は感じたアニマル感のある香りが、かなりフルーティなベリー類を思わせる果実香に変化。 甘味がしっかり現れた、まろやかかつ柔らかで、コクと旨みを感じる味わいに。 余韻はやや短めで、ミネラル感が続きます。 |
アニマル感のある香りが保持されていて、この点は開封時の印象のままです。 酸味が強めで、尖った雰囲気のある味わい。 余韻は長く、後味の中にアルコールの気配を強く感じます。 |
ジェイコブス・クリーク・リースリング・2024 | マスカットの果実香とフローラルさは感じられるものの、少し弱まっている印象です。 全体的に味わいが平坦になった感覚がありますが、清々しさのある味わいで、塩味を含んだミネラル感が強まったように感じられます。 |
ボトル開封時と同様、果実香とフローラルさがくっきりと感じられます。 酸味がしっかりとしていて、味わいは複雑で立体的な印象です。 |
1週間目で風味の違いがはっきりと出ています!
2週間目の開封ボトルと『Vie-de Vin』の比較
2週間目も、風味の違いは歴然です。
ちょっとだけ『Vie-de Vin』のワインも変化を感じますが、まだまだ開封時の風味をキープしています。
開封ボトル | 『Vie-de Vin』 | |
---|---|---|
デ・ボルトリ・DB・シラーズ・カベルネ・2022 | べっこう飴を思わせる甘い香りが広がります。 甘味が強く酸味は控えめな味わいとなっており、濃厚かつストレートな印象、複雑さに欠ける一方で旨味はしっかりと感じられます。 余韻に苦味が強く現れています。 ボトル開封時の印象からは変化していますが、ワインの風味としては劣化しているようには感じられず、「こういう味のワインもありそう」といった印象です。 |
香りからアニマル感はやや薄れているものの、アルコールのにおいはしっかりと感じられます。 濃厚で甘酸っぱい味わいで、ふくよかさが現れている印象。 余韻には、甘みを伴った旨味が続きます。 |
ジェイコブス・クリーク・リースリング・2024 | マスカットの果実香の中に、甘いガムや飴を連想する香りが感じられます。 酸味はしっかりとしており、ほのかな甘味も現れています。 余韻は控えめで、全体的にスッキリとした飲み口に。 |
果実香の中に、白い花を思わせる華やかな香りが感じられます。 若干の微炭酸があり、しっかりとした酸味が口内を引き締める印象の、スッキリとした味わい。 余韻には甘酸っぱさが続きます。 |
3週間目、答え合わせ!
いよいよ3週間目ということで、ここで未開封ボトルと比較して答え合わせを行います!
『Vie-de Vin』で保管したワインは、未開封ボトルのワインに近い風味をキープできているでしょうか……!?
「デ・ボルトリ・DB・シラーズ・カベルネ・2022」「ジェイコブス・クリーク・リースリング・2024」ともに、中央が未開封ボトル、左が開封ボトル、右が『Vie-de Vin』です。
開封ボトル | 『Vie-de Vin』 | 未開封ボトル | |
---|---|---|---|
デ・ボルトリ・DB・シラーズ・カベルネ・2022 | べっこう飴を思わせる甘い香りが感じられます。 口当たりはソフトですが、果実味としっかりとしたタンニンとで重厚感のある味わいです。 酸味は控えめで、もったりとした飲み心地です。 余韻はあまり感じられません。 |
黒系果実を思わせる果実香で、アニマル感はほぼ感じられません。 酸味が強めのスッキリ感ある口当たりで、シャープな印象とフレッシュ感のある味わいです。 余韻に甘みが少し続きます。 |
黒系果実やベリー類の果実香に、アニマル感のあるニュアンスが感じられます。 すっきりとした酸味はシャープな印象で、控えめな甘みを持った果実味と程よいタンニンが濃厚さも持った味わいです。 余韻には酸味とタンニンが続きます。 |
ジェイコブス・クリーク・リースリング・2024 | マスカットの果実香に、ラムネなど駄菓子のような、どこかケミカル感のある甘い香りが加わって感じられます。 舌の奥で感じる甘みと瑞々しさが甘酸っぱさ濃く感じられて、枯れた印象はあまりなく、「こういうワインもありそう」という印象です。 余韻は短く、スッと消えます。 |
ハーブや青草のニュアンスを持った淡い果実香が感じられます。 若干の微炭酸があり、酸味はしっかりとしつつも強すぎず、味わいの奥に柔らかな甘みがあり、優しさと品のある風味です。 開封ボトルと比較すると、全体的に柔らかく味わいに上品な調和が。 余韻は短く、かなり控えめです。 |
マスカットを思わせる果実香に、還元香も感じられます。 微炭酸も感じられ、すっきりした口当たりにキレの良い酸味がスッと広がる、エレガントな味わいです。 キレの良さとともに喉の奥に酸がやや残るような余韻も続きます。 |
3週間目にすべてを飲み比べしてみると、やはり『Vie-de Vin』はかなり善戦している印象です。
選択したワインの特性か、開封ボトルでも風味が枯れている印象はなかったのですが、飲み比べてみると違いは明らか。
特に、「ジェイコブス・クリーク・リースリング・2024」の微炭酸をキープし続けているのには驚かされました!
「デ・ボルトリ・DB・シラーズ・カベルネ・2022」も、ラストの方は香りは変化していたものの、途中までは特徴的なアニマル感も保持できていました!
『Vie-de Vin』使用感のまとめ
『Vie-de Vin』を実際に使用してみて、メリットに感じた点は以下のとおりです。
簡単に使える!
ワインをボトルから袋に移し替えるだけ、というのはとても楽でした。
真空キャップをはずしたりつけたり、空気を抜いたり……といった手順はありますが、作業自体は簡単でスムーズに行えますし、力やコツも不要な点はメリットだと感じました。
電力や消耗品が不要
ワインボトル内の酸素をガスで押し出したり、装置で吸い出したりするタイプのワインキーパーと比較すると、消耗品や電力が不要という点は利便性が高いと感じました。
『Vie-de Vin』は洗って繰り返し使用することができるので、ディープなワインLOVERの方も、頻繁に購入したり大量にストックする必要もなさそうです。
場所を取らない
ワインボトルのまま保管しようとすると、置き場所に困ることがよくありますが、『Vie-de Vin』はその点かなり柔軟なのがメリットでした。
狭い場所にも置きやすく、冷蔵庫の丈低めの棚にも楽に置けました。
(あまり無理に押し込んだり折り込んだりすると破損のおそれがあるので、あくまで軽く曲げる程度にとどめておく方が良さそうですが……)
「ワインの保管ってどうしたらいいんだろう?」
そんな風に感じたことがある方は、きっと少なくないはずです。
飲み切れずに残ったボトルをどう保つか、ワインキーパーを使うにしても使いこなせるか不安……。
特に保管場所の確保は、ワイン初心者さんにとって大きなハードルかもしれません。
その点、『Vie-de Vin』は、扱いやすさ・省スペース・繰り返し使える点など、気軽にワインを楽しむための工夫が詰まったアイテムだと感じました。
「これなら自分にも使えるかも」と思える手軽さがあり、ワイン初心者さんにも安心してオススメできそうだと感じました!
2024/11/21 株式会社インターホールディングス プレスリリースより引用。
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