知ってる?ワイン話
日本のワイン消費量、10年で約1.1倍に拡大!ワインのある暮らしが定着
[公開日]
10年で1.1倍、40年間では約6倍にも成長した日本のワイン消費量
その背景と今後の期待
日本国内のワイン消費量が、10年間で約1.1倍に拡大したことが最新の調査で明らかになりました。
キリンホールディングス株式会社が2024年12月に発表したデータによると、日本のワイン消費量はここ10年では約1.1倍、40年間では約6倍もの成長を見せています。
ここでは、その背景やトレンドについて、ワイン初心者にもわかりやすく解説します。
ワイン人気の理由とは?
日本のワイン消費量は、過去40年間でなんと約6倍に増加。
全酒類の消費数量が近年減少傾向にある中で、ワイン消費は着実に成長を続けています。
その理由としては、以下のポイントが挙げられます。
家庭での消費増加
スーパーやコンビニで手軽に購入できるリーズナブルなワインが普及。
ブームの継続
特に2012年頃からの「第7次ワインブーム」により、低価格の輸入ワインや日本ワインへの関心が高まりました。
食文化との相性
ワインは和食をはじめ、さまざまな料理と合うお酒として定着しています。
日本のワイン人気の傾向は?
消費をけん引しているのは、特に人気のある赤ワインやチリワインです。
チリ産ワインは2023年の輸入数量でフランス産ワインを抜き、1位となりました。
また、日本国内で生産される「日本ワイン」にも注目が集まっており、ワイナリーの数も前年より増加しています。
さらに注目されるのは、スパークリングワイン市場の拡大。
スパークリングワイン輸入量は、この10年で約1.3倍に増えています。
特にフランス産が人気で、日本のワイン愛好家たちの間ではシャンパンなどの高級ワインが注目されています。
人気トップ3を占める生産国は、フランス、スペイン、イタリアで、ここでは4位のチリを大きく引き離す輸入量となっており、上位3国が消費量の大半を占めています。
日本のワイン消費、今後の期待は?
日本国内のワイナリー数は増加傾向にあり、2023年には468場となりました。
この増加は、山梨や長野といった主要産地だけでなく、北海道や山形といった新しい地域でも見られています。
ワイン初心者でも楽しめる選択肢が増えつつある日本のワイン市場。
これからは、もっと身近なお酒としてさらに多くの人に親しまれることでしょう。
日本のワイナリーも増えていることで、旅行先でワイナリーを見学したり、ワイナリーに宿泊するワインツーリズムといった楽しみ方も広がりつつあります。
2025年は、自分に合ったワインの楽しみ方をいろいろ模索して、ワインを生活の一部にしてみてはいかがでしょうか?
2024/12/17 キリンホールディングス株式会社 プレスリリースより引用。
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