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映画専門チャンネルが会員制ワインクラブをスタート
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近年、会員制ワインクラブ人気が高まっているアメリカで、映画専門チャンネルが会員制ワインクラブを設立し注目を集めている。
2015年10月から、タイムワーナー系のクラシック映画専門チャンネルによるTCMワインクラブがスタートされた。
TCMはアメリカの映画黄金区であった1940年~1950年代の名作映画を中心に扱うクラシック映画専門チャンネル。
1994年の設立以来、オールドムービーを創意工夫して編成し、若者から壮年層まで広い年齢層の名画ファンに親しまれている。
このTCMワインクラブの特徴は、ワイン専門化が映画からのインスパイアによる映画とワインのペアリングを提案するというライフスタイルの提案だ。
会員には、世界中のワインメーカーから選ばれたワインが合計12本、3ヶ月ごとに届けられる。
ワインの情報はもちろん、ワインとペアリングする映画の提案や、お薦め料理のレシピなどの情報も共に届く。
また、特に気に入ったワインをオンライン上で伝えると、その後は好みに合ったワインをピックアップして送ってくれる。
「ゴッドファーザー」の監督として有名なフランシス・コッポラ監督は、ワイン愛好家であることでも知られている。
ワインへの情熱が高じた末、1975年にカリフォルニア州のナパバレーのワイナリーを購入して展開したフランシス・フォード・コッポラ・ワイナリーは、上質なカリフォルニアワインを造るワインメーカーとして有名。
このワイナリーがTCMワインクラブと提携し、オリジナルブレンドの赤ワイン「カフェ・ゾエトロープ」を会員に提供していることも、目玉のひとつ。
このクラブのキュレーターを勤めるワイン・ザット・ロック社は、有名ロックバンド「グレイトフル・デッド」の音楽にインスパイアされたオリジナルワインをブレンドしたことでも話題となっている。
初回の価格は79ドル99セント、その後は1回につき149ドル95セントと設定されている。
また、初回発送分のパッケージには、入会記念としてワイン3本が追加されるという特典つき。
ワインという商品に新たな価値を付加するビジネスモデルとして、注目されている。
2015/12/18 日経産業新聞より引用。
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映画を観ながらワインも楽しむなんて、優雅で贅沢な時間ですよね!
この系のサービス、映画だけでなく音楽や本でもできそうだなと思うんですがどうでしょうか。
「Queen」のアルバムと「シャトー・モン・ペラ・ルージュ」みたいな感じで組み合わせて送ってきてもらうのも面白いんではないかと。
映画に比べると需要少ないかな……。