おうちでワイン
【やってみた】「ワイン展」でゲットしたキットでサングリアできるかな
[公開日]
[最終更新日]
こんにちは、葡萄院駄目代です。
先般見学して参りました「ワイン展 -ぶどうから生まれた奇跡-」にて購入してきたサングリアキットで、自家製サングリアを造ってみました!
みんなのワインtwitterアカウントでその過程を実況しておりましたので、フォローして下さっている方はなんとなくご存知かと思いますが、詳細レポートになりますのでよろしければご覧下さい……。
以下、その戦いの記録です。
まず、サングリアキットはこちら。
ワイン展では、4種類のキットが販売されています。
それぞれフルーツやハーブが異なるので、どれにしようかな……と迷った挙句、全部購入してしまいました。
割と壜がでかいので、冷蔵庫に入れるの大変だこれ。
とまずは冷蔵庫の整理からはじめたサングリア製造作戦。
(というより、普段から整頓しとくべき)
そして、ベースとなるワインも購入して参りました!
高級なワインで造るのはもったいないのかも……と思い、近所のスーパーで400円台とお求め安い価格になっていたこちらのワインに決定。
うん。荒々しいね。ラベルが。
しかもサングリア4本分のために一気買いしたからますます雄雄しい感じだね。
ライオンが3頭そろってメンチきってます。こわい。
サングリアという女子的なイメージから一歩遠のいたね。
しかも、開けてる途中でワインオープナーが破壊された。あああああ。
(女子的なイメージがどんどん遠のく)
でも私にはまだソムリエナイフがある。負けない。
そんな微妙な苦労をして開けた後、ちょっと味見してみました。
当時の実況ツイートです。
味そのものは酸味と甘味がバランスよくて香りも華やかでいい感じなんですが、飲んだあとになんていうか……出汁?カツオ出汁的な?そんな後味と香りが出てくるんですよ……。どうなっちゃうのかな私の初サングリア……
— みんなのワイン (@winenokanpe) 2016, 1月 5
…………大分クセが強いですね、このワイン……。
なんかだんだん心配になってきました……。
ですが、そこはサングリア!
あらゆるワインを自分色に染めるパワーを持っていることを信じ、さっそく作成に入ります。
造り方はいたって簡単。
ワインを450ml、壜に注ぐだけ。
そして冷蔵庫で4時間寝かせるだけでできあがりらしいです。
簡単すぎてこわい。
しかも4時間でいいのですか。なんてお手軽!
とりあえず全部、ワインを注ぎました。
後は果物やハーブのエキスが抽出されるのを待つだけです……。
で、残ったワインを味わいつつ待ってみたのですが、気になって仕方ない駄目代は一時間経過時点でどうなってるか確認してみました。
(昔話なら確実にひどい目にあったり幸運を逃すタイプ)
……なんか、底に砂糖が沈殿してない……?白い層ができちゃってない……?
思わず不安になってツイートする駄目代。
ちなみに、漬け始めてから一時間経過した時点のサングリア・ローズ&アップルさん。写真だとわかりにくいんですが、底に白い砂糖が沈殿しまくってて「コレ本当に溶けるの!?」と心配でなりません。大丈夫なのか。#ワイン pic.twitter.com/Ia9mL3DlG3 — みんなのワイン (@winenokanpe) 2016, 1月 5
ま、まあ、まだ一時間ですしね。これからこれから!
まだまだじわじわ溶けている最中ですよね。
サングリアさんたちにはまだしばらく冷蔵庫にて眠っていただくことにしましょう……。
で、4時間後のツイート。
「ワイン展」で購入したサングリアキット、漬け始めて4時間以上経過していますがまだこの沈殿。いいの?これこのまま飲んでも大丈夫なのホント? #ワイン #サングリアできるかな pic.twitter.com/TEFMvdjBSs
— みんなのワイン (@winenokanpe) 2016, 1月 5
変わって……ないんですけど……。
こわごわ壜をひっくり返してもみたんですが、なんかもう底の方に沈殿した砂糖が張り付いちゃって不動。
このまま岩と化す一存!みたいな勢い。
いらん。そんな決心いらんからおとなしくワインと一体化してくれ。
ここにきて砂糖の強固なアイデンティティの主張に遭い、困惑しかない私は、とりあえず激しく壜をシェイクしてみたりなどしてみました。
そんなことやっていいのかどうかわからんかったですが、多分砂糖が沈殿しっぱなしよりは激しいシェイクの方がマシなんじゃないかと思った次第。
そして、現実逃避とばかりにまた壜を冷蔵庫に封印して床につきました。
きっと明日は素敵サングリアが完成してるに違いない。
「ちょっと時間かかっちゃってごめんネ☆」とか照れ笑いしながら、砂糖がすっかり溶け込んだワインの中にドライフルーツやハーブが舞い踊る素敵なサングリアさんが冷蔵庫から出てくるに違いないんです。
で、翌朝。
溶けてねえ。
朝日の中で、燦然と光る砂糖の白さ。
昨夜の私の情熱的なシェイクはなんだったんだと言いたくなるほどに、頑なにワインと溶け合うことを拒む砂糖の存在。
…………。
……まあいいや、とりあえず今夜!
今夜飲むからね!それまでに溶けときなさいよ!わかったわね!
そう言い聞かせて(シェイクで)再びサングリアさんを冷蔵庫に幽閉しました。
そしていよいよ夜。
もう知らないんだからね、どんなに砂糖が沈殿してたって飲んじゃうんだからね!
と勢い良く冷蔵庫をあけてみたところ、
やっぱり溶けてない。
もう……もういいよね……。
弱弱しく笑いながら壜を開封しました。
また、今回は駄目代の友人も招き、一緒にテイスティングしていただきました。
まずは、「ローズ&アップル」。
これはほぼ砂糖も溶けてました。私の情熱的なシェイクが勝った模様。
壜を開けた瞬間から、もうすっごいローズの香りです。やだ、女子力アップしそう!
印象はとにかくローズ。
友人も「薔薇……だね……」しか感想が出てこないくらいのローズでした。
サングリアらしい甘味も十分にありつつ、元になったワインのタンニンはしっかりと活きており、全体的にとても優雅な印象です。
しかしアップル要素どこいった。
サン・オブ・アフリカ・ケープ・レッドの持つ味や香りはあまり感じません。
サングリア、強し。
続いて、「柑橘&パイン」。
ワイン本来の葡萄の香りに、柑橘の香りが溶け込んでいます。
元となったサン・オブ・アフリカ・ケープ・レッドの黒系ベリーの香りとの相性なのか、一種薬のようなスパイシーさのある香りとも言えます。
そして、味わいはもう「the 柑橘」。
ものすごい柑橘。後味も超柑橘。
パイン要素どこいった。
こちらも甘味は十分で、タンニンがしっかりと感じられます。
また、柑橘由来と思われる酸味と苦味があり、爽やかにも感じられます。
友人は4種類飲み比べた後で「うーん、これが一番苦手かな……」と漏らしていました。
何が嫌いかより、何が好きかで自分を語れよ!
そして、「ジンジャー&クランベリー」。
これは砂糖が結構沈殿していたので、飲む前に攪拌しました……。
シナモンの香りに驚きました。
うーん、ジンジャーとワインの組み合わせということでこうなったのかな……?面白いですね!
このシナモン風味と甘味のためか、お菓子のテイストに感じました。
黒系ベリーの香りもあり、これはクランベリーはもちろんサン・オブ・アフリカ・ケープ・レッドの香りも重なっているのかもしれません。
やはりタンニンはしっかりと感じます。
駄目代はこれが一番気に入りました!
そして友人は「柑橘&パインの次に合わないかな……」とのことで、なんなんだお前もう帰れ。
トリは「マンゴー&パイン」。
とにかくパッションフルーツの香りです。
これもまた砂糖が最後まで抵抗していたのを攪拌して溶かしました……。
香りの影響もあるのか、甘味は他のタイプよりも強めに感じます。
酸味とタンニンがしっかりしていて、一番バランスの良い味わいと言えるかもしれません。
4種類を飲み比べてみましたが、やはりそれぞれに違った味わいで、楽しめました!
ただし、壜がそれなりに大きいので、いっぺんに造るにはちょっとスペースが必要かもです……。
また、サングリアは炭酸で割って飲むのもオススメとのことでしたので、我が家の炭酸メーカーにご出動いただきました。
じゃーん。
「Soda Sparkle(ソーダスパークル)」!
これ、簡単に炭酸水が造れて場所もあまり取らないという優れもので大変オススメです。
ガスカートリッジに穴が開いた時に出る「ポーッ」という音がなんだか汽笛みたいで999か寺山修司の「ロング・グッドバイ」かという勢いです。
結果。
友人 「……ただ薄くなっただけだったね」
駄目代「……炭酸……弱かったかな……」
友人 「炭酸水を造る時、失敗したんじゃないの?」
駄目代「いや、炭酸水だけ飲むといつもと変わらないよ」
友人 「……ケチんないでウィルキンソン買ってこいってことかもね……」
そんなしょっぱい会話で締めくくられました。
なんだかかなり残念感漂ってますが、サングリアキットそのものはオススメだと思います。
ホントに手軽にサングリアを造れますよ!
ベースとなるワインの味や香りはサングリアになった時にはあまり残らないので、割とクセのあるものを使っても大丈夫かもしれません。
そして炭酸で割る場合は、強めの炭酸水がオススメです……(当然の話)。
[関連記事]
[関連ワイン]
サン・オブ・アフリカ・ケープ・レッド
【ドリンクメイト公式 Shop 限定】Series580 スターターセット ” 特別 オリジナルセット” ブラック(専用Sボトル・ ステンレスタンプラーが標準セット)
記事内の商品またはサービスに関する価格や消費税表記は記事公開当時のものです。
現在の価格と異なる、もしくは取り扱いが終了している可能性がありますのでご注意ください。