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2016年アメリカのワイン消費予測-高級ワインにシフト?
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シリコンバレーバンクは、2016年のアメリカのワイン消費は20年ぶりに減少し、高級ワインに向かうという予測レポートを発表した。
レポートによると、8ドル以下のワインの販売数は減るが、その反面、10ドル以上の販売は4~8%増加すると見ている。
さらに、20ドル以上の高級ワインは2016年中で9~13%増加すると予測されている。
一方、アメリカ全体および1人当たりのワイン消費に関しては減少すると見ている。
アメリカではワイン販売の44%を48~65歳のベビーブーマーが占めているが、この層が定年を迎えて、ミレニアル世代への世代交替が起こることが要因となると予想されている。
また、ブルームバーグの調査では、15ドル以上のワインを中心に消費が伸びていることが報告されている。
1960年代以降、時代が下がるにつれ、アメリカの若い世代のワイン愛好者は、より高いワインを購入する傾向が見られていた。
若い世代は価格に敏感である一方、ワインのオンライン販売の普及に伴い、グレードの高いワインも迷いなく購入するようになっているという。
2016/01/26 ワインレポート、
2016/1/25 ブルームバーグより引用。
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メインの消費者層だったベビーブーム世代が、2000年代に成人または社会人になった世代と世代交代していることによって全体的な消費量は減少傾向にあるものの、若い世代の購入価格帯は上昇しているということかなと思います。
記事を読んで「そういえば自分も、ネットでワインを購入する時はちょっと高めのものに目が行きがちだなー」と思いました。
気に入っているデイリーワインをまとめ買いするような場合はともかく、配達料金のことを考えて、ちょっとグレードアップしたものをチョイスする傾向があるかもです。
その他にも、単純にネットの評判を見て「こっちの方が評価高い、せっかくだからこっちにしてみよう!」とかもありますねー。
また、ネットでいろいろな情報が簡単に手に入るようになったことで、価格帯だけ見ると買う勇気が出ないワインにもチャレンジしやすい土壌が育っているとも言えそうです。
価格だけで選ぶのではなく、コストパフォーマンスを重視して購入する層が増えているということかもしれませんね。