萬乗醸造(名古屋市緑区)が、フランスでのワイン生産に乗り出す。

萬乗醸造は、人気銘柄「純米大吟醸　醸し人九平次」で多くのファンを持つ日本酒の醸造元。
15代続く伝統の日本酒酒造メーカーだが、この度フランスのブルゴーニュ地方に醸造所を購入し、ワイン造りに着手する。
ワイン造りもおこなっている日本酒メーカーは他にも複数存在するが、海外で生産するのは異例。
国内だけでなく、海外にもファンを持つ萬乗醸造によるワインに、注目が集まりそうだ。

ワイン造りに乗り出した理由として、萬乗醸造は「異文化とのMIX」を挙げた。
イノベーションを求めての新境地とのことで、「醸し人九平次」で日本酒業界に新たなムーブメントを巻き起こした15代九平次として、ごく自然な挑戦とも言えるのかもしれない。

購入したのは、ブルゴーニュ地方のモレ・サン・ドニ村にあるワイン醸造所。
久野九平治社長(50)が2015年9月に買い取った。
特級ワイン街道という意味の「ルート・デ・グラン・クリュ」に面した3階建ての建物で、地下には貯蔵庫も備える。
また、同月、醸造所の住所で会社「KUHEIJI FRANCE」を設立した。
今後、フランスでは、KUHEIJI FRANCEとして活動していく。

【醸し人九平次 ワインプロジェクト公式サイト】
http://kuheiji.co.jp/brand_more/projetvin.html

2016/03/14 YOMIURI ONLINE、
醸し人九平次 ワインプロジェクト公式サイトより引用。

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