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フランスのワイン生産業者、輸入ワインを廃棄
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2016年4月4日、スペインとの国境から約10kmのフランスの町ルブロンにて、スペインからワインを運んできたタンクローリーが襲撃され、ワインを廃棄させられるという事件が起こった。
事件は、フランスのワイン製造者らが、スペインやイタリア産ワインの輸入に反対する抗議活動として行なったもの。
農業経営者たちは、フランス産ワイスが安価なスペイン産ワインの流入により不利な価格競争を強いられているとし、このようなデモに踏み切った。
ヨーロッパプレスによると、同月6日、スペイン外務・国際協力大臣がフランスに対し公式に抗議するため、フランス大使を召還、説明を求めた。
スペインはフランス大使に対し、欧州連合国として製品の安全な流通、市民の自由な移動等、最低限の保証を求める構えだ。
2016/04/05 AFPBroadBand News、
2016/04/06 PRESSdigital JAPANより引用。
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写真を見ると、道路でタンカーから流れたワインがまるで血の河のようで、なんとも痛々しい光景でした……。
ワインを造る人々の暮らしや思いがそれぞれにあることとは思いますが、葡萄を大切に育てて摘み取り、熟成させるという大変な手間を思うと、こうした行動はとても残念にも感じられます……。
日本でも、チリ産ワインが輸入量で首位になるなど、フランス産ワインが苦戦している状況が少しですが理解できるだけに、今後の動向が気になるニュースですね。