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世界のワイン貿易量、2015年は2%増
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国際ブドウ・ワイン機構(OIV)が2016年4月18日に発表したところによると、2015年の世界のワイン貿易は、量では2%近い増加、金額では10.6%増加した。
世界第5位のワイン消費国である中国のワイン輸入が44%と大幅に伸び、3年ぶりに消費が増加に転じたことが影響していると見られる。
中国では、輸入が急激な増加を見せたことに反し、消費の伸びは3%にとどまった。
2013~14年は中国政府による倹約令の影響で消費が減少していたことから見ると、大幅な増加ともとれる。
増加に転じた背景には、中国の中産階級に赤ワイン人気が浸透しつつあることが挙げられている。
ステータスシンボルとみられていることに加えて、健康に良いと考えられ、人気が高まっているようだ。
OIVは「中国の需要が2015年の貿易拡大の最大要因になった」とリポートで述べ、中国のワイン需要が世界のワイン貿易に多大な影響を及ぼしていることを改めて示した。
一方、中国ではワイン生産も着実に増加している。
葡萄栽培の面積は2014年にフランスを抜き、2015年はスペインに次ぐ世界2位の栽培国になった。
2016/04/19 東洋経済 ONLINEより引用。
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昨今は日本でもワインがかなり一般化して消費量も増加してきましたが、世界的にはまだまだ全然ですよね……。
それにしても、「赤ワインがステータス」「健康に良いと考えられている」というところは、バブル期の日本と同じだなあとちょっと面白く感じました。
「健康に良いと考えられている」というのは今の日本でも同じですが、ステータスシンボルとしては特に赤ワインは少々弱くなっているかも。
生産量の面からも、今後は中国のワインもどんどん増えていきそうな予感がありますよね。
すでに店頭で見かける機会が出てきてますし、中国産のプレミアムワインなども近いうちに登場するかもしれませんね。